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会議番号:3131 開催期間 2011年11月28日- 12月05日
1週間、様々なご意見をありがとうございました。抗酸化物質は、様々な調理法、様々な色を意識して摂ることが重要だという事をご理解いただけたと思います。 さて、ファイトケミカルとは、植物の色・香り・味などの総称。つまり、エネルギー(カロリー)にはなりません。 そもそも栄養学のスタートは、「生きるための栄養の確保」。栄養不足の時代には、こうした成分が注目されることはありませんでした。しかし、「栄養過剰」が問題視される時代になり、逆にこうした成分が脚光を浴びる様になりました。 *抗酸化物質以外に、エネルギーにならないけれど重要視されているものとして、「食物せんい」があります。現在、炭水化物・蛋白質・脂質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素に、食物繊維とファイトケミカルを加え、7大栄養素と呼ばれています。 さらに、ファイトケミカルはこれまで、“美味しさや料理の邪魔者”でもありました。 なすの皮に含まれるポリフェノール類は、昔から“アク”として捨ててきました。 ほうれん草にある独特の“えぐみ”も、茹でることによって取り除いてきました。 玉葱の刺激臭や涙が出る成分も、有り難くない存在です。 これらは全て、ファイトケミカルなのです。 栄養学も時代と共に変化(進歩)します。ヒトの健康に有用な新成分もどんどん発見されています。 “昔ながらの日本的食生活”を守りながら、新しい知見を上手く取り入れていく力が必要なのです。 最後に、サプリメントの利用について。 いのくちさんはメロンリペアを愛用されているようですね。忙しい現代社会、サプリメントの上手な利用は賛成です。なぜなら、栄養素の吸収力には個人差が大きいからです。食生活が乱れがちな人は、サプリメントを活用して栄養状態の底上げを図るというのも1つの選択肢です。 ただし、基本は食品からの摂取であり、サプリメントはあくまで補助であることを忘れずに……。
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