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会議番号:3137 開催期間 2011年12月12日- 12月19日
この一週間、私たちが「沖縄」を考えている間も、イラク撤退など米軍に関するいくつかのニュースがありました。「海兵隊のグアム移転中止」も日本にとっては「約束が違う」と感ずる出来事です。 海兵隊を普天間から辺野古に移すことは、日本では首相の政治生命に触れる重大事です。ところが海兵隊を沖縄からグアムに移すことは、米国では「議会駆け引き」のひとつでしかない。沖縄の人々が強く反対しているため、普天間基地の辺野古移転は難しい。政府は米国から「約束はどうなった」と責められ、首脳会談で大統領と会う首相は「負い目」を感じさせられています。 海兵隊は、何がなんでも沖縄に居なければいけないのか。どうやらそうではないようなのです。東西冷戦の終了に伴う軍の再配備で、沖縄の海兵隊はグアムに行くことが決まった。一部が沖縄に残る。普天間はその一部に過ぎません。海兵隊は「防衛力」というより、「米国人保護」のため現地に乗り込む部隊で、米軍の中でも荒っぽい部隊です。あちこちで問題を起こし、米軍内でも評判は芳しくない。グアムに集め、ここから太平洋・アジア地域に出前させようという方針でした。 ところが米国議会は「予算がない」という理由で認めなかった。他の予算を削ってでも実現するような事業ではない、ということです。 グアム移転は日米間の約束になっています。日本は「思いやり予算」で移転の協力をしている。それでも米国は約束を果たせそうにない。「ごめんなさい」を言うわけでもなく、日本は「約束が違う」と責めることもない。「普天間とグアムの差」に日米の力関係が如実に現れています。 この違いが日米地位協定に現れ、沖縄の「植民地並みの扱い」が日常化しているのではないでしょうか。チャノリさんは、今回決まった「飲酒運転に日本法令の適用」は改善の第一歩と言いました。小さくても一歩は大事です。しかし飲酒運転で死亡事故を起こした米国人を日本の裁判にかけることは、地位協定の「改正」ではなく「運用の見直しで済ます」ということで地位協定には手を付けないことで日米が合意しています。 日本とアメリカは対等・平等なのか。日本は「アメリカに守ってもらっている」からこういう現実があるのか。「守ってもらっている」から「思いやり予算」を米軍に払っているのか。米国は血を流す覚悟で防衛の任に当たっている。カネで済む話ではない、とも言われます。しかし「大量破壊兵器の隠匿」から始まった米軍の侵攻でイラクでは10万人の人が死んだ。米国でも「大義なき戦い」と言われています。 沖縄に米軍基地が居座る最大の理由は、日本が駐留経費を負担し、立地もいい。「安くて便利」ということです。沖縄に米軍基地を集中させていいのか、という問題は、マシュマロさんが言うように「本土の問題」なのです。沖縄の基地を巡っては様々な議論がありますが、「沖縄にまかせておけば」と現実を直視していないことが最大の問題です。 お勧めしたい「観光ガイド」があります。「本土の人間は知らないが、沖縄ではみんな知っていることー沖縄米軍基地観光ガイド」(須田慎太郎・矢部宏次、書籍情報車)まず知ること。すべてそこから始まります。 一週間、活発な議論ありがとうございます。
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