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会議番号:3147 開催期間 2012年02月13日- 02月20日
節電、みなさんがんばられているようですが、節電に努力した家庭ほど、もうぞうきんを絞ってもしずくも出ない状態でしょうから、今年の夏の節電は、大変だと思います。電力の需給情報をいつも見ることができるようにするなどして、きわどくなったらエアコンを消すといった工夫が必要でしょう。 この一週間、東京電力の電気料金の値上げについて議論してきました。多くの人たちが納得できないという流れは、変わりませんでした。当面の値上げは、原料コストの上昇に見合うもので、原発災害の賠償金は含んでいないようです。そちらは、国の資本注入で補填することになると、結果的には、原発から火力へ比重が変化する部分は電力の利用者、賠償金は国民が負担ということになります。 もちろん、東電も精一杯の合理化をすると思いますが、自力となると限界があり、ゴーンさんみたいな人がトップにならないと、大きな変化は期待できないのではないでしょうか。原価に利潤を上乗せしたものを電気料にするという方式のなかで、コスト意識を徹底させるには、もっと競争を持ち込むしかないと思います。 発電と送電を分離するのもひとつの方策でしょう。送電会社がいろいろな電力を自由に購入できるようにすれば、発電会社はそれこそ必死になって、コスト削減に取り組むしかないでしょう。 電力を利用する家庭や企業も、エネルギーコストを真剣に考えて、太陽光パネル、ガスなどを使った自家発電など選択肢を広げる必要があります。ファイナンシャル・プランナーのようなエネルギー・プランナーがほしいですね。 賠償金、廃炉費用、福島に代わる発電所の設置など、これからも東電は巨額の投資が必要です。市場での調達は簡単ではありませんから、事実上の国有化にならざるをえません。しかし、役所が経営に口をはさんでも、うまくいくとは限りません。東電が身を削る努力をちゃんとするかどうか、最大の資本家として国民が監視するしかありません。 一般向けの値上げも必至です。また議論をしましょう。一週間、ありがとうございました。
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