働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3190 開催期間 2012年09月14日- 09月21日
「どのようにすれば学校と家庭において本音のコミュニケーションができるか」という投げかけに、たくさんの貴重なご意見をありがとうございました。 くみおさんのおっしゃるように「保護者が学校に出向き、他の保護者や先生方と顔を合わせることが大切」という保護者側の姿勢と、いーちゃんさんがおっしゃるように「学校側も学校便りなどを使い」わかってもらうための方策を打っていかなければならないと感じています。また、現実、tarshuさんのように「校長へのメールも保護者会の話し合いも上手くいっていない」とのご意見もありました。ありがとうございました。 私は学校長になってから3年目になりますが、こんなに先生たちが児童生徒のために細やかに気を使い、見た目の何倍以上も働いているとは思いませんでした。よく非難の対象にされますが、ほとんどは純粋に子どもたちのために尽くしています。この部分はこの世界に入る前と後とで認識がガラッと変わりました。 しかし一方で、どんなにいい活動をしても先生たちは奥ゆかしいのも事実です。自慢や宣伝はしません。それから、いろんな学校の現状を観ておりますと、特にベテランの先生になればなるほど今まで様々な形で…非難批判もされ続けて来たので「どう取られるかわからないクレームになりそうなことはやらない」と決めている方もいるそうです。 また、日本では欧米に比べ、学校が担う役割がものすごく多いのではないかとも感じています。 欧米の学校では、一般的に、先生は教科を教える人です。3時半の放課後からは、児童生徒のことは先生の責任範囲ではない。だから、子どもが地域社会に帰れば、地域社会の責任でスポーツなどのフォローをします。また、その地域社会には、多くの場合、教会を中心とする宗教上のコミュニティが形成されています。 この宗教を核としたコミュニティが、日本では崩壊してしまいました。江戸期には仏教が、明治からは神社がその役割を担っていました。そして、戦後の産業主義が徹底的に日本のムラ社会(地域社会)の結びつきを崩していきました。都市部では、マンションの普及により、地域社会は子育ての責任を果たす主体ではなくなりました。 日本の先生は、例えば、生徒が自転車泥棒で警察に補導されたとき、警察から、いくら親に電話してもつながらない、と言われると、夜でも生徒を警察に引き取りにいきます。土日でも生徒が騒いでいると通報があれば、「申し訳ありません」とお詫びをして現場に直行します。部活でも、練習が多いとか少ないとか……保護者から様々な意見を言われながらも、けなげに土日や朝練習に付き合っているように思います。 また、給食の食べ方指導や、掃除指導、放課後の部活も含めて、こんなふうに児童生徒の全生活を親のように見守るのは、日本の先生だけだと思います。登校時に、靴のかかとを踏むな、シャツをズボンの中に入れろ、自転車登校禁止、ケータイの禁止などなど、先生は、ある意味、宗教でいうところの牧師(司祭)でもあるのかもしれません。 学校での問題は、社会の縮図とも言われています。そんな中、学校だけで解決できるのでしょうか? 宗教を核としたコミュニティが崩壊してしまった日本で、どのような解決方法があるでしょうか?【平川議長の過去の円卓会議】・中学の校長になってみたいですか?
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