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会議番号:3190 開催期間 2012年09月14日- 09月21日
1週間、さまざまなご意見をいただき、ありがとうございました。 学校と保護者だけでなく、地域社会と言う存在が子どもの教育の質を上げるんですね。 Jerrybのお子さんの通われるようなコミュニティスクール(地域運営学校)と言う形をとり、学校経営に地域も参画すると言う方法は徐々に広がってきているように思います。また、真打ちさんの息子さんがいじめ問題にあって【こども110番】プレートのあるおうちにかけ込まれて事なきを得たというご体験は、本当に地域力だな~と思いました。 その【こども110番】の登録のお宅でも、こういうことはごくごく一部だと思うのですが、実際足を運んでみると、エントランスでセキュリティのあるおうちで、子どもが駆け込もうにも駆け込めない状況だった……と言うことを聞いたことがあります。 考えてもみてください。昔は、地域社会が機能していて、「学校」と「家庭」の間に、血縁があるないはともかく、お兄さん、お姉さん、オジさん、オバさん、オジイちゃん、オバアちゃんがいました。駄菓子屋のおばちゃんと時々話したり、ちょい悪のお兄ちゃんがかまってくれたり、八百屋のおじちゃんが慰めてくれたり、たばこ屋のオバアちゃんが勇気づけてくれたりしたわけです。親子や先生生徒の「タテの関係」でも、友だち同志の「ヨコの関係」でもない、「ナナメの関係」が豊かだったんですね。 でもいまは、学校と家庭の間にあるのは、コンビニと百均ショップとレンタルDVDショップと書店とハンバーガー店と……その店員はフリーターで子どもたちをコミュニティの子どもとして見ず、「買ってくれる消費者=お客様」として見るだけです。 子どもは「ナナメの関係」から、人間関係、処世術……など、「世の中」についてさまざまなことを学びます。また時にはちょっとした相談相手になってもらったりもするでしょう。今の子どもにはこの「ナナメの関係」が欠乏しているのだと思います。 子どものための豊かな教育環境を整えるためには、保護者と学校がいい連携をとるのは勿論のこと、学校の中にこの「ナナメの関係」が不可欠です。保健室の養護教諭だけでは足りないんです。図書室にもボランティアがいてほしいし、 グリーンボランティアでも、部活の指導員でも、土曜日にも、放課後にも……。 そのために、保護者だってちょっと面倒くさいかもしれないけど、PTAに参加して保護者同士の連携を深めたり、学童や保育園のお手伝いをしながら地域デビューをしていくべきなんだと思います。自分は何の関わりも作らず、自分の子どもだけは地域がしっかり面倒見てくださいなんて勝手だと思います。 私も、現在校長と言う職についていながら、保護者と言う立場で娘の小学校をよりよくしていけないものかと、PTAの役も引き受けています。学校の授業の単元に合わせて、地域・企業・トップリーダーからの外部講師を依頼したり、学校と外とのつながりを強化しています。まだまだ実験中ですが、楽しく「ナナメの関係」を拡げていきたいと思います。 日本は、成長社会ではなく、すでに成熟社会に突入しました。一昔前まであった「皆で一緒にどんどん大きくなって、皆で幸せになろう」の一体感はなくなり、個人の意志に関わりなくバラバラに生きていく世の中だと思います。これが、さまざまな価値観をよしとする多様性の時代なんだと思います。 欧米で言うところの宗教(教会)を軸とした地域ネットワークがない日本では、学校を軸とした地域社会の復活しかないのではないかとも感じています。皆で地域の絆を深めていきながら、地域の子どもは地域の宝として育てていければな~と思います。 1週間ありがとうございました。【平川議長の過去の円卓会議】・中学の校長になってみたいですか?
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