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会議番号:3200 開催期間 2012年10月26日- 11月02日
「日本の安全をアメリカに依存しているからしかたがない」という意見をよく耳にします。こう割り切ってしまえば、スッキリして、沖縄の現実に悩まずに済みます。 しかし、これでいいのでしょうか? アメリカが守るのは日本だけではありません。アメリカの国土も守っています。米国には基地がたくさんありますが、住宅密集地のすぐそばで軍用機が頻繁に発着するようなところはありません。轟音が嫌われるし、事故の危険性があるからです。基地の司令官の最大の仕事は、住民と友好関係を保つこと。住民に支持されない基地は存立が危うくなるからです。普天間基地が世界で最も危ない基地、とされるのは、住宅密集地のまん中にある世界で例がない基地だからです。国土面積の0・3%に国内の米軍基地の70%が密集しているのは、ギネスブックものです。なぜこんなことになったのか。第二次世界大戦が終わったことから始まった事態です。いきさつはここで書きません。調べてください。沖縄悲劇の一端は、本土の人の無関心にあると思います。米国人の無関心も沖縄の悲劇を増幅しています。沖縄でどんなことが起きているか、現実を米国の人が知ったら、米政府も態度が変わると思います。率直で正義感の強い米国人なら沖縄の実は、許し難いこと、と思うでしょう。 米軍にとって沖縄はとても便利なところです。基地の島なら、軍事優先がまかり、兵隊さんが身の危険を感ずることなく伸び伸び暮らせる。植民地のような基地はめったにない。沖縄は戦後の占領がそのまま残った稀有な基地で、いわば「絶滅危惧種」のような基地の島です。米軍はその自由を手放したくない。しかし今時こんな基地が存在していることは、人道への違反ではないか。よその国の国民にこんな危害を与えているのは「米国の恥」でもあります。 本来なら、日本政府が米国で沖縄の実態をメディアを使って人々に周知することがあってもおかしくない。米軍が移転を渋るならそれぐらいのことをしてもいいと思いますか。 米国には基地の運営に「二重基準」があります。オスプレーの配備でも、住民の危険の声をうけて見直しが行われた地域がいくつかありました。米軍が沖縄にこだわる大きな理由は、日本からの資金援助です。思いやり予算で、施設や基地従業員の給与はなどを日本政府が負担している。日本には基地を置けば世界のどこより駐留経費は安く済む。財政難の米政府にとって、とても重要な要素です。 日本を守ってもらっているからしょうがない、という理屈があります。米国が沖縄にいるのは日本の防衛のためではない、すくなくとも海兵隊は日本の防衛のためにあるのではない。米軍が駐留するのは、アジアから中東への即応体制です。イラクやアフガニスタンの後方基地であり中国を牽制しています。アメリカの軍事戦略上の拠点です。 「同盟国だから協力するのは当たり前」という意見があります。日米安全保障条約で日米は協力関係にありますが、日本には自衛隊があります。守ってもらうのではなく、協力しているのです。協力関係にある同盟国なら米国で米軍が行っている配慮を沖縄にもしてほしい、とおもいます。当たり前の要求ではないでしょうか。 「米国に防衛の義務があり、日本にはない」「核の傘に日本は入れてもらっているから」という意見もありますが、TARSHUさんが言外に言われていることですが、「日本の再軍備」を恐れているのは米国です。核の傘は、日本には核武装をさせない、米国の知恵です。 私は、核武装に反対です。しかし、米国の軍事戦略にひたすら協力してきたことで、中国や韓国との「戦後処理」が十分にできず、禍根を残しました。 大事なことは、毅然とした外交をどの国に対しても行う政府をつくることではないでしょうか。 沖縄を今のままにして置けば、「沖縄独立」の声がますます高まるでしょう。【山田議長過去の円卓会議】◆沖縄問題。あなたの考え、まとまっていますか?◆TPP協議に参加することに、賛成ですか反対ですか?◆漫画の性描写は規制されて当然ですか?
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