働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3206 開催期間 2012年11月30日- 12月07日
いろいろな成功例をシェアしてくださって、ありがとうございます。職場、学校、家庭、個人レベルでの意識改革、皆さんの実践を読み、とても勇気づけられます。 ポーチュラカさんが担任の先生に背中を押してもらえたように、指導者の姿勢って影響力が大きいですね。翻れば、chikakoさんが厳しく指摘してくださっていますが、指導者の言葉は「暴力」にもなりえます。 実を言うと、以前勤務した国連機関で、援助対象の難民の女性たちを支援しないばかりか、彼女たちが正当な権利を持っている援助物資の見返りに、援助関係者らが性的関係を強要するという悲しい事件がありました。事件が明るみになって、私たちは「ピンチをチャンスに」と、徹底した再発防止策を包括的に作りました。そこには多くの意識のある女性職員が関わり、私も参画する機会がありました。 その内容は、援助物資の配布現場に女性を配置し、意思決定する難民の代表者たちに女性を多く選ぶなどの、難民女性に配慮した援助活動のマニュアルの徹底、性的搾取やセクハラを厳しく律する倫理規定を作って職員が署名したり、ジェンダー関連の研修を義務づけたりするなどの人事・研修面での対応がありました。さらに、倫理規定に違反する行動を取った場合の職員の処分が徹底され、違反行為を告発するシステムも強化されたのです。 この事件で組織として払った代償は大きかったものの、ピンチをチャンスに変えて意識改革のきっかけにつなげることはできました。後日談がありまして、何とその数年後、機関のトップがセクハラで辞任するに至ったのです! まさにトップの言葉と行動は重い、です。 さて、明日12月6日には、「今こそ、ヒューマン・ライツ - グローバルな視野で見直す日本人の人権意識」と題して、日本人のステレオタイプ化された人権意識を問い直すトークショーが都内で開催されますよ。 最終日に向けて、これから女性の人権を推し進めるために、是非やってみたい・取り入れてみたいなとお感じになっていることをどうぞ教えてください! 【根本議長の過去の円卓会議より】◆世界の平和について、考えることはありますか?◆「難民」について、意識したことありますか? 【根本議長の新刊】◆『ふるさとをさがして〜難民のきもち、寄り添うきもち〜』(12/4発売) ◆『ブータン「幸福な国」の不都合な真実』
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