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会議番号:3218 開催期間 2013年02月08日- 02月15日
会議に参加してくださった皆さま、一週間ありがとうございました。 円安に対して好意的な見方が多いのかと予想しておりましたが、円安による物価上昇のダメージが出てきている点や、「(円安の)スピードが速すぎる」(kokeさん)といったこともあり、これ以上の円安を望まないという意見が多かったのかもしれません。 また、積極的な資産運用を行っておらず、円安&それをきっかけにした株高による資産効果の恩恵を受けていない方は、円安なんて自分には関係ないお話だと考えるのもやむを得ないでしょうね。 円安&株高(+政府による財政の出動)で、国内の景気が本格的に回復し、賃金の上昇につながっていけば、今回の円安に対する評価も変わってくると思いますが、もう少し時間がかかりそうですね。 ところで、前回も書いたように、積極的な資産運用に対して、浅井は5年ぶりに強気派へと転向しました。 その理由の1つとして、米国の対応に最も注目しています。いつもであれば、真っ先に円安に対して文句を言ってきた米国が、今回は完全に容認しているからです。 批判しているのはドイツなどの欧州勢が中心で、これは自分たちの輸出競争力が円安で弱くなることをおそれての発言です。でも米国にとっても、オバマ大統領が輸出を大幅に伸ばすと公約していますので、円安は好ましくないはず。なぜ、米国は円安への批判を行っていないのでしょうか? それは日銀のさらなる金融緩和によって、日本の資金が米国に流れ、金融マーケットを支えてくれることに期待しているからでしょう。だとすれば、今回の急激な円安は「米国のお墨付き」をもらっているわけですので、1ドル=100円くらいまでは案外早いかもしれません。 hongqiaoさんから、「日本(円)と運命共同体です」という投稿をいただきましたが、良くも悪くも日本は米国と運命を共にする、という動きを強めたということでしょう。 あと数年以内に、1年間で生まれてくる子どもの数が100万人を割り込むだろうと予想されています。そして、2030年には現在よりも1,100万人(約1割)ほど人口が減り、その後も、少なくとも2060年までは10年ごとにほぼ1,000万人ずつ減っていくということです。 ちなみに、これは高度経済成長時代と正反対の人口動態です(当時は、10年ごとに1,000万人ずつ増加)。 将来の私たちの暮らしや日本経済がどうなっているかをイメージした場合、日本円だけで財産を持つことのリスクが理解できるのではないでしょう。 ぼちぼち、焦らずに少しずつ時間をかけて、金融の勉強や、資産運用も取り入れた財産の形成にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。☆こちらもご覧ください〜浅井議長の過去の円卓会議より・今年はお金を増やせそうですか?・今、外貨預金に興味ありますか?・これ以上の円高は、嫌ですか?
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