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会議番号:3231 開催期間 2013年04月26日- 05月03日
TPP(アジア太平洋経済連携協定)に加盟する11カ国は、交渉参加を表明した日本をメンバーに認めました。早ければ7月の会合から日本は協議に参加します。 日本が加わることでTPPは世界GDPの40%を占める経済圏になります。ここで決まる「新たな交易ルール」を、中国やインドを含むアジア全域に広げようというのが主導する米国の狙いです。日本でも経団連を中心とする産業界は乗り気です。自動車や機械製品など競争力の強い産業は市場を広げることができます。その一方、コメに代表される農産物は安い外国産の流入で生産者は窮地に立たされる恐れがあり、農業団体などは強く反対しています。 TPPで決まる新ルールは貿易だけではありません。国内の諸制度を変えて企業活動を自由にする「国境を越えた規制緩和」でもあります。 安倍首相は「守るべき国益は守る」と繰り返し、農産品5項目(コメ、麦、砂糖、乳製品、牛豚肉)と国民健康保険は守り通す、と約束しました。果たしてどうなるでしょう。 どの国も強い産業を前面に立て、弱い産業は守ろうとします。でも国際交渉で自国の主張をすべて通すのは難しい。巧くいけば農業を守りつつ工業品の販路を広げることも可能ですが、「不本意な妥協」や「外交敗北」という事態もありえます。 後から参加した国は、すでに決まっていることを覆すことは出来ません。今ごろ入っても手遅れ、という指摘もあります。 TPPは日本にどんな恩恵をもたらすのか。あるいはどんな不利益を招くのか。国益とは、TPPに期待する成果とは何でしょう。 そこで皆さんにお聞きします。TPPへの参加、成果は期待できると考えますか。 YES、NOでお答えください。投稿もお待ちしています。★こちらもご覧ください〜山田議長の過去の円卓会議より・TPP協議に参加することに、賛成ですか反対ですか?(2011.10月)・沖縄問題。あなたの考え、まとまっていますか?
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