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会議番号:3266 開催期間 2013年11月01日- 11月08日
たくさんの投稿とコメントをありがとうございます。YESとNOが拮抗しています。約半数が「ためらう」とおっしゃっています。それでもなお、「虐待かな?」と思ったら、通報していただきたいと思います。通報は国民の義務です。 年間50人。これは、虐待によって命を落としている子どもの数です。毎年、ほぼこの数字は変わりません。虐待による死亡と確認された子どもたちだけの数です。小児科医からは、虐待がかなり疑わしくても、立証が難しいため事故死とされ、虐待と把握されていない子どもたちが、もっと多くいると伺いました。 「通報は簡単ではないが、疑問なら通報しなければ始まらない」と、くみこさんがおっしゃる通り、行政は、基本的に自分からは動かない、動けないのです。市民の通報があってこそ、確認に動いてくれます。 「100回通報したうち、99回が間違い通報になっても、1回正しい通報ができたのなら、その1人の子は助けられるという意見を読んでから、迷わず通報すると決めました」(kko)という言葉の通りです。ためらって通報しなかったゆえに、子どもが虐待で苦しみ続けたり、親も苦しい育児を続けたり、さらに、最悪のケースでは子どもが命を落とすこともあるという事実を知って頂けたらと思います。 虐待によって子どもが命を落とすとニュースになります。しかし、児童養護施設や里親さんの元で過ごしている子どもたちは、約4万5000人もいます。その約6~7割(詳しく聞き取りすると、約9割とも言われます)が、虐待によって保護されている子どもたちです。虐待によって身体障がい者になってしまったり、精神的な不安定さを抱えている子どもも少なくなく、命の危険もある中、よくぞ生き延びてくれたという子どもたちもいるのです。 「釈然としないよりは、誤報であっても連絡した方がいい」とwalk714さんがおっしゃるように、間違いならいいのです。通報をためらったために、子どもも親も、苦しみ続けるかもしれないという意識を持って頂けたらと思います。 「児童相談所へ連絡しました。……肉体的・精神的に入り込んでいる当事者が、状況から脱却することの難しさを感じました。第三者などの介入は、大切」(yummin)という言葉の通り、児童相談所全国共通ダイヤルに連絡すると、最寄りの児童相談所に転送され、担当者が48時間以内に確認することになっています。これは48時間ルールと言われています。自治体によっては24時間ルールを取り入れています。児童相談所の職員や、内容によって子ども家庭支援センター(自治体により名称が異なります)が訪問しますが、緊急の子ども虐待でないと判断されれば、「子育てで困っていることはありませんか?」などと情報提供がされたり、心配なケースであれば、地域の専門家とも連携して、再度訪問して相談を受けたり、子育てサービスの提供を行うなどの、支援につなぐことができます。 早めの介入とサポートによって、重度の虐待に発展しなくてすんだり、子どもが保護されることなく、親子で過ごすことができている親子もたくさんいるのです。虐待を受けている子ども自身、また虐待をしている親自身が、自分からSOSを出すことはとても難しい。だからこそ、周囲の見守り(見張りではありません)はもちろん、「虐待では?」と思ったときの通報が、とても重要です。 それでもあなたは、虐待通報をためらいますか? ためらうという方はYES、ためらわない方はNOに投票してください。そして、「ためらう理由」「ためらわない理由」および、「児童相談所全国共通ダイヤル」がどのような役割に担うべきかなどのお考えも、ぜひお聞かせください。★高祖議長の過去の円卓会議より・虐待。親子を救う方法ありますか?・しつけのために叩くことは、必要ですか?・ママになって、人生の楽しみ増えましたか?
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