イー・ウーマン（ewoman）

まだデジタル化できません（Zonnetje・海外・その他・38）

最近は利用勝手のいいアプリ等が出回っていますが、中期、長期の予定が見づらく未だにデジタル化に至っていません。約束事はアラームの設定を兼ねていったん携帯電話等のデジタル手帳に入れておきますが、結局は紙の手帳に書き写すことになっています。1日1ページまたは1週2ページの手帳だと重くなり、月開き2ページだと書き込む欄が少なく、「これ」という紙の手帳にまだ出会っていません。「先の見える」デジタル手帳の使い方があれば教わりたいです。

書いてできるとき、できないとき（YURIKA・大阪府・36）

visionを毎月1日朝に書く、枠からはみ出さないように書く。驚きです、やります。書けばできること、実感しています。できなかったことは、時間枠に入っていませんでした。でも、書いたのにできないこともある。ブログを投稿するのに、下書き時間、最終確認時間、投稿日を書いても。これは、そもそも決めていないのかも？と思いました。決断できていないことを考えると、時間をとられます。決断する時間を予約するといいのでしょうか？

予定と現実（shiva・京都府・38）

毎日英語のトレーニングをしています。ただ、自分で時間を管理できていない気がします。手帳に書き込んでも、そこに別の用事が急遽入ってきて、元気な時には寝る時間を遅らせて終わらせますが、疲れていると後まわしにしてそのまま寝てしまうこともあり、予定の書き込み方が悪いかなぁと困っています。

全体を俯瞰するには？（銀木犀・53）

時間管理ができる手帳、の意味が少しわかってきました。「やることリスト」の禁止！　眼から鱗でした。手帳の時間の中にチェックできる□をつけて、やることを書く。HPのアクションプランナーの実例を見てやっと納得しました。ただ、複数のプロジェクト（仕事でもプライベートでも）を進めていく中で、進捗状況を俯瞰して調整していくことと、それを日々の行動に落としこんでいくことと両方必要だと思うのですが、それを一冊でどのようにやっていくのか、悩んでいます。

長期的目標は苦手（おひさまようこ・東京都・34）

主催する異業種交流会の日程はすでに一年間分決めて、アクションプランナーに記入済みです。しかし、2014年に自分がどうなりたいかというのはまだこれというものがありません。というより、自分を予約して行動が増えた結果起きた今の環境の変化についていくのがやっとです。一ヶ月先までやりたいことをしっかり記入していければ、それなりの満足度の高さになるのではないかと思うのですが…。

家での予定をどう書くか（綾ooo・東京都・36）

アクションプランナーを使っています。最初は、サイズが大きいと思いましたが、使っていくうちに、文字が書きやすいサイズだなと感じるようになりました。使っていくうちに、仕事の予定は書き込みの密度が少しずつ増えてきました。しかし、毎日の家庭の予定をどう書けばいいのか、悩んでいます。家事と育児は毎日のことなので、空白になっています。書き込みがない分、意識が薄くてダラダラ過ごしてしまうことがあります。

頑張らないための手帳活用（Tano hitsuji・海外・その他・42）

自宅では幼児にまとわりつかれ落ち着かないので、出社したら朝一で手帳を開きますが、仕事で多忙を極めると気持ちに余裕がなくなり、手帳に記入しなくなります。毎年空白の期間が何度かあります。今年は、取るべきアクションを詰め込んで生産効率UPを目指すのではなく、頑張らないために手帳を使いたいと思ってます。

「4月始まり」を待っています（くみお・岡山県・45）

会計年度で手帳を更新することにしているので、4月始まりの手帳の発売を待っています。現在使っている手帳は、土日のスペースが平日の半分になっていますが、昨年4月から土日に仕事が入ることが多くなったので不便です。今度はぜひアクションプランナーを試してみようと思っています。議長はじめ皆さんが、手帳を更新するタイミングの決め手をお尋ねしてみたいです。

ふんぎりがつかずにいましたが（cheetan・千葉県・44）

今年の目標、決まりました。そのためにやらなければいけないことはわかっています。でもそれは、楽しいことばかりではありません。自分と約束をした以上は、果たせなければ落ち込みます。「なりたい自分」になるための努力を、自分にコミットメントするふんぎりがつかず、今日まで書き込めずにいましたが、かをりさんからのチャレンジを受けて、自分がどれほど強くその希望を抱いているか再確認できました。アクションプランナー5年目。早速書き込み、実現に向けてスタートを切ります！

活用して満足度を上げたい！（meg助・栃木県・41）

何をしたくて何ができていないか。まさに「具体的に分かってない」自分がいます。日々の出来事に対応して終わっています。手帳は紙とWebが存在していてメモは主に紙に記入、時間管理はWebと紙で運用。なかなかひとつにまとまりません。時間管理にトライして3年経ちますが身についておらず、情けなく思います。

たくさんの投稿、ありがとうございます！　質問がたくさん届いたので回答していきますね。

meg助さんの、一元化できていない、という点や、Zonnetjeさんの希望されるデジタルやアプリと、時間管理の関係から、ご説明しましょう。

まず、デジタルが最高に素晴らしい点は「約束管理」です。自分がどこかに行くとか終了時刻とか、他人との約束を記録する媒体としては、デジタルは役立ちます。一度インプットすると、その時刻にアラームを鳴らしてくれるなどの機能があるからです。
でも、これらは「約束管理」なのです。多くの人が、時間管理と間違えていますが、これは、成立している約束を守るための備忘録（記録）であり、注意喚起の役割です。

一方で私が長年言っているのは、自分という主体を、どんなふうに動かしていきたいのか、ということ。自分がやりたい、やらねばと思っていること、自分をこんなふうに動かしたいという欲望を実現させて、満足を感じるために。そして、満足を感じているから、さらにやる気が出て、いいアイディアが浮かんで、仕事のスピードも速くなっていくという良いサイクルをつくるために、自分の持っている時間を目で見て、自分のやりたいことを書いて、時間と紐づけさせていくという「時間管理」なのです。これは、デジタルではできません。いつも見ている必要があるし、すぐに書き込む必要があるからです。

そして自分の脚本であるわけですから、それは一か所（一冊）に。ということでアクションプランナーを脚本として使う方法をお伝えしているのです。少し具体的に、質問にお答えしながら、いきましょう。

YURIKAさん、まず、「考える」「探す」など、どれも「時間が必要」なことであることに気づくことから始まりますね。他人との約束以外は、あまりどのくらいの時間が必要なのかを考えずに、□を使ってやることを書きだしてしまいがちですが、それぞれにかかる時間を考えて、アクションプランナーに横線を引いて時間を確保していってください。それも、必ずできるように長めに。

銀木犀さんも同じです。「時間の中にチェックできる□をつけて、やることを書く」のですが、それには2種類あります。一つは1−2分で済むだろう小さなこと。もうひとつは15−30分、またはそれ以上必要な出来事。上手くいかない人の多くが、「やること」「タスク」を書きだしたり、並べたりしています。そうではなく、それぞれに何分かかるのか30分単位でいいので考えて、そのための時間を確保し、その時間枠内に書いておくと、どのくらいできるのか、できないのかが一目瞭然ということです。

「進捗状況を俯瞰して調整していくことと、それを日々の行動に落としこんでいくことと両方必要」という点ですが、これは、全く違うものであると認識してください。

時間管理とは、「自分」という個人が主体となって時間と行動をマネージしていくものです。
一方で、「プロジェクト」を主役にして管理しているのが、工程表やプロジェクト管理の日程表など。進捗を俯瞰して、というのは、プロジェクトマネジメントですね。それらを、同じページで行うと、ごちゃごちゃするだけです。一応アクションプランナーには、プロジェクトを俯瞰してみるためのProject at a glance ページがありますので、そこでざっくりと俯瞰してみることができますが、自分の行動をそこには書いてはいけません。

プロジェクト管理票をつくっても、それを自分は、何日の何時から何分間するのかを決めて、自分に予約していないと、できないということです。

shivaさん、「疲れていると後まわしにしてそのまま寝てしまう」のは、「脚本家」であり「マネージャー」であるあなたが「主役」「タレント」である自分のことをマネージするために、「まずは眠ろう」と選択するわけですから、何も問題はありません。臨機応変に対応している、ということで、いいことです。でももしそれが頻繁にあるのであれば、予定の立て方が間違っているということです。
長めに時間を確保するとか、クッションの時間、と私が呼んでいる、空いている時間を作っておく工夫も必要ですね。

おひさまようこさん、「一ヶ月先までやりたいことをしっかり記入」なんてしなくていいんですよ。「しっかり」じゃなくていいんです。私が本でも講座でも、常に強調しているのは、「自分をハッピーにさせるための時間管理」なのです。
つまり、今、真っ白のアクションプランナーを手にしていたら、いつごろ夏休みを取りたいか、鉛筆でいいので、自分を仮押さえしてみる。温泉に行きたいと思ったら、秋の週末一つ、自分を仮押さえ。同時に、それから2カ月くらい前の週末に「□温泉の予約？」等と書いておくと、楽しいでしょう？

綾oooさん、「家事と育児は毎日のことなので、空白になっています」ということですが、育児の部分はそれでいいですよ。子どもが、予定通りの時刻に泣いてくれるとか、ミルクを飲んでくれるということはないですよね。ですから、「子どものための時間」というのは長くとってあげていいです。
でも、一方で、家事をしたいという気持ちがあるなら、それがどのくらいの時間が必要かを見極めて、少しずつ予定を立てるといいでしょう。また、具体的な課題がわかりませんが、家事も、する順番を決めて書くだけでも、主体的に動けている感覚がしてきて、いいですよ。

余談ですが、先日お会いしたある女性が家事に時間がとられるというので、「食洗器を買ったら？」「全自動洗濯乾燥機を買ったら？」などと話しました。器具を揃えたり、手法を変えることも役立ちますよ。私は、1日2回、全自動で洗濯していますし、毎日食洗器も使ってます（笑）。

Tano hitsujiさん、「仕事で多忙を極めると気持ちに余裕がなくなり、手帳に記入しなくなります」と「取るべきアクションを詰め込んで生産効率UPを目指す」というメッセージを読むと、ものすごくガンバリ屋さんなんだろうと思います。リラックスしてくださいね。私は、くどいようですが、自分自身がハッピー（充実、満足、幸福など）を感じるための時間管理法を教えています。

アクションプランナーも、自分が自分を、どんなふうに動かしたいかを書く。できる予定を書く。ですから、気持ちがゆったりしてくるんです。忙しいという文字は、心が亡くなると書いてありますが、これはダメです。やることがいっぱいでも、心が前向きに存在しているといいでしょう？　佐々木メソッドと言っている私の時間管理法は、だから、ハッピーになる時間管理法なのです。

気持ちに余裕がなくなる、ということがないように、やることが発生したら、それにかかる時間を想定して、すぐに自分を仮予約していく。だから「いつも持ち歩く。いつも開いている」ということが大事なんですよ。やることを覚えている必要がない。このことにこんなに時間かけていて他のことが間に合うのだろうかと心配する必要もない。書いた通りに自分が集中して仕事をすれば、思い通りに進む。だから、気持ちが軽くなるんです。

「約束管理から、時間管理へ」と言っているのは、そのことです。ですから手帳に「アクションを詰め込む」とか「生産効率UP」ということも、私は言ったことがありません。自分自身が、充実していると、生産性は自然と高まるのです。心が満足していると、仕事のスピードも品質も高まるのですよ。

くみおさん、アクションプランナー4月始まりは、2月1日からアマゾンで発売予定です。手帳を更新するタイミングという質問ですが、私は、毎年、11月末頃、次年度のアクションプランナーの使える最初の日に切り替えています。カバーの色も新しく毎年選び、自分自身の気持ちを高めているんです。

cheetanさん、何を決断されたかわかりませんが、良かった。修正もOKですから、「逆算法」で計画をたてて、楽しく進んでください。

今日、みなさんからの投稿を読んで、もっともっと本質を伝えたい！という思いを強めました。札幌から福岡まで、全国で時間管理講座を開催しますから、ぜひぜひいらして下さいね。急いで、東京の講座は決めました。表参道カレッジを見てください。

3月以降も、東京、名古屋、大阪、仙台、福岡、札幌……などと今年も行きたいと思います。早めに決めて表参道カレッジサイトに発表しますので、いらして下さいね。

ということで、最終日に向けて、やはり質問を受け付けましょう。2014年の自分をもっとハッピーにするために、どんなふうに手帳を使ったらいいのか、など質問があればお寄せ下さい。


★佐々木議長の過去の円卓会議より
・I statementで発言していますか？
・労働時間の長さで給与が決まる。賛成ですか？
・あなたはリーダーシップがありますか？
・育児休業3年。女性の活躍に役立つと思いますか？

• 2014.01.22
• 佐々木かをり 株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長、株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長