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会議番号:3277 開催期間 2014年02月07日- 02月14日
多くのご意見をいただきありがとうございます。いじめのきっかけになると考える方が多いようですね。テレビ番組を見た子どもが、そのシーンを模倣していじめを行うのかどうか、いじめを受けた子の心身への影響は議論されてきました。定義や科学的な証明が難しく、明白な結論は出ていませんが、現状では、私は、影響する可能性は否定できないと考えています。 子どもの時に、攻撃的な番組を見た人は、日常生活でも攻撃性が強いということは指摘されてきました。これは身体的暴力についてであり、暴言や嫌がらせなど精神的苦痛を与える行為は、十分な議論がなされていません。その理由として、前者は日常生活で経験しない極端なフィクションがほとんどであるのに対して、後者は程度の差はあれ日常生活で経験することがあり、単純にテレビの影響と推測しにくい点があります。今回の番組のように、明らかに番組を視聴したことで発生した事例を積み上げて検討していくべきだと思います。 一方、身体的暴力を受けた子どもの脳画像に変化があることは多くの報告がありますが、言葉の暴力(verbal abuse)を受けた子どもにも、同様に脳画像の変化があったという報告されました。言い換えれば、身体的な暴力だけでなく、言葉の暴力も、子どもの脳に影響する可能性があるということです。虐待の事例ですので、応用するには慎重さは必要なものの、「いじめ」の影響がより深刻である可能性を示唆するものと思います。 “たろまる”さんの「どんな番組でもいじめにつながる」というご指摘のとおり、この内容はよいかどうかという線引きが出来ないむずかしさがあります。一方で、Yesの方は、ドラマが反面教師になる場合もあるという意見もあるようです。いずれにしても番組の内容だけでなく、子どもへの見せ方も考えるべきなのでしょう。 そこで、本日は、番組を見せる際にどのようなことに注意をするかをうかがいたいと思います。年齢や番組内容などと合わせてご意見をお寄せください。また、子どもに番組を見せないと判断された時は、その理由を子どもにどのように伝えれば良いかについてご意見をください。皆さまからいただく投稿も、本日が最後となりました。多くのご意見をお待ちしています。★古荘議長の過去の円卓会議より・暴力的な行為を受けた子どものケア、できますか?・子どものいじめ、気づくことができますか?・発達障害の『障害』という診断名、違和感ありますか?
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