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会議番号:3279 開催期間 2014年02月14日- 02月21日
YESもNOも、みなさんのコメントは、プロのエコノミストも顔負けで、なんて水準が高い議論をしているのだと驚くことでしょう。しかも、それぞれの実体験が入っていますから、本当に勉強になります。 中国経済の矛盾は、沸点に近づいているように思います。社会保障を含めた人件費の高騰、共産主義と市場経済の矛盾、都市と農村の格差など、みなさんのコメントを要約すれば、中国経済の破たんが起こるかどうかではなく、いつ起こるかという問題だと思います。 その場合、発生するのは経済的な混乱だけではなく、政治的混乱も不可避ですから、日本への影響も大きいと思います。構造的な矛盾のはけ口を求めている国家の周辺で、ガソリンをまけば、自然発火も起こりかねません。中国のそういう事情を知ってか知らずか、日本側でも過剰なナショナリズムをあおる動きが強くなっているのは心配です。 中国リスクを嫌ったマネーは、どこに向かうか、アジアでは、タイが政治的に自滅しているので、インド、インドネシア、ベトナム、マレーシアといったところ、それにカンボジアやミャンマーなどへの先物食いでしょうか。 日本にも投機マネーではなく、長期的な投資マネーを呼び込みたいところ、情報技術、エネルギー、バイテクあたりで、将来の核となるような技術や企業群が出てくることに期待したいですね。とくに、エネルギー分野では、原発依存度が減るのは確実、必要は発明の母ですから、日本発の世界的な技術が出てくるでしょう。 さて、世界経済で最後に議論しておきたいのは、日米欧の相対的な経済パワーをどうみるかという意味での円・ドル・ユーロの見方ですね。短期的には、米国の金融緩和の縮小をみて、ドルが強いとみられますが、中期的にはどうでしょうか。日本の場合は、貿易赤字の拡大をどう判断するか悩ましいところです。数年先をにらんだ円・ドル・ユーロをどうみたらいいか、あなたのご意見を聞かせてください。NOの方も、ぜひ一緒に考えてみてください。★高成田議長の過去の円卓会議より・原発の汚染水問題、理解していますか?・尖閣諸島、国有化に賛成ですか?・東京電力による電気料金値上げ、仕方ないですか?
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