イー・ウーマン（ewoman）

意識しないままに（chocot・東京都・47）

ここ数年、ワールドビジョンを通じて南コンゴ共和国の女の子を支援しています。グローバルな課題という意識は特になかったのですが、息子二人を育てる中で、これ以上自分で生むことはできなくても間接的に「もう一人育てる」ことはできるかもしれないと思い、参加しました。経済的に恵まれている日本でも、女性が生きてゆくのは大変です。途上国の彼女が健やかに育ち、幸せに生きられる世界になるよう、ささやかながら支援を続けます。

子どもたに教育を受けさせる活動（Ai・兵庫県・41）

ベトナムは公立の小学校でも学費がかかるため、子どもを小学校に通わせることのできない家庭が多くあります。そんな子どもたちのために心ある日本人が設立した小学校では、学費を無償にするだけでなく休み時間にビーズストラップを製作させ、それを学校が買い取ることで親が学校に行かせるようにさせています。わたしもビーズストラップを買い取ることで、子どもに教育を受けさせる活動にかかわっています。

Plan Japanへの寄付（qyf07416・東京都・46）

わたしもプランジャパンに、もう15年以上寄付していています。最初はマリ、次はセネガルの女の子でした。また今年、別の国の女の子になります。子どもが生まれる前は翻訳のボランティアもしていました。

各国の歴史（ひるね・東京都・47）

日本国際ボランティアセンター(JVC）と国境のない医師団に寄付をしているのと、今週末は趣味の教室でパレスチナ問題のワークショップが開催され、作品を販売して売り上げをJVCに寄付することになっているのでYESとしました。関心はパレスチナ、インドでの女性への暴力などいろいろですが、一番学びたいと思っているのはそこに至るまでの歴史、時代背景です。学生時代は歴史が苦手でしたが、現在の問題を解決するために様々な角度から過去を探ることは欠かせないと今は思っています。

地政学リスク（Hornblower・東京都・46）

金融情報を集めると、よくこの言葉に出合いいます。必然的に、国際問題に関心を持つようになります。

グローバル……（yoshiyoshie・長崎県・52）

紛争解決、女性や子どもの人権など人並みに関心を寄せているつもりです。なので、YESにしましたが、不安もあります。そもそもグローバルな課題とは何か？　グローバルは必要か？　特に不安に感じるのは、グローバルという名のもとに、ある一定の価値観を押し付けていないかという疑念。虐待、人権蹂躙は絶対的悪で、断固許せませんが、価値観の多様性までも排除していないか。 グローバルという言葉があまりにも重く、難しい課題だと感じます。

教育（真打ち・栃木県・45）

広い意味での教育に興味があり、若者の諸問題の分野では行政と連携し活動している。学問も大事だが、まずは家庭での躾が、人の価値観形成には重要だと考えている。宗教や政治的な問題が弊害になるなど、教育の意識や水準には国や地域格差がある。大きな規模で意識を深めることは容易でないが、私には「外(世界)を見る前に足元を見よ」という思いがある。一人一人が、身近な所から継続的に行動する事が、結実への近道だと信じて止まない。平和の根源は、教育ではないだろうか。

関心から関われることがある（blueberry53・大阪府・58）

なぜ、そこで戦いが起きるのか。なぜ、難民が生まれるのか。なぜ、慣習から抜け出せないのか……。自分の生活と違うことが世界でなぜ起きるのかという疑問が私のグローバルな課題への関心のスタートです。そして、自分と違う人がいることを認めるとともに、自分と違う人達と和していくためにどうするかを考えることにも繋がりました。グローバルな仕事に関わらなくても関心を持ち、国の外交政策などが適切か考えて一票を投じることでもグローバルな課題への大切な関わりだと思います。

ニュースには関心あり（あさーかす・大阪府・42）

イスラム国、香港のデモなど国際的なニュースは関心を持って見ています。しかし日々の忙しさに追われ、それ以上の行動は起こしていません。「知る関わり」と議長がおっしゃっていますが、やはり自分としては具体的な行動こそが関わりであり、関心をもつことは関わりの「手前」のような気がするので、今回はNOです。自信を持ってYESと言えるように、何か小さなことでも行動を起こしていきたいとは思っています。まずは難民映画祭、関西はこの週末ということで、足を運んでみたいと思います。

市民の支援の形（Zonnetje・海外・その他・39）

よかれと思ってボランティアとしてアフリカに一時的に滞在し子どもたちと交流するのが、逆に子どもたちの精神的な負担になりかねないという話を昨日聞きました。短絡的な意見かもしれませんが、一般市民がどのような形で国際的な課題の支援ができるか、もっと理解を深めたいです。基金等も最近は乱立が激しく、どこが何をしているか、また大きな団体でも微々たる支援がどのように活かされているかわからずにいます。

こんにちは。2日目の議長コメントで「関わっている」ことの間口を広げてお伝えしましたが、そのためか、YESの割合が伸びてきました！「特にどんなことに関心がありますか？」との投げかけに、女性、女の子、子どもの教育を挙げる声が多いですね。
 
ひるねさんがパレスチナのことに触れてくださっていますが、今年は「パレスチナ人民連帯の国際年」で、11月29日は「パレスチナ人民連帯国際デー」です。国連広報センターでは11月26日に都内で、パレスチナで生きる若者を描いた米アカデミー賞ノミネート作品『オマール、最後の選択』を、2015年の公開に先駆けて特別上映会を行います。ひるねさんが支援しているJVCからパレスチナで支援活動にあたっている方が登壇してトークに参加してくださいますよ。
 
地政学的リスク、歴史、そして時代背景という投稿もあります。いろいろな国で仕事をしたり、様々な国籍の人々とまじわったりする中で、私はまずその国と地域の近現代史に触れることを大切にしています。もしかすると、この辺りは日本の学校教育で一番後回しにされていることかもしれません。「歴史の授業では、縄文弥生時代からではなく、まず近現代史から始めてくれたら、どんなに助かるだろう」と感じることも。人は「痛み」を忘れませんから、記憶の新しい痛みの歴史としてどんなことがあったのか、知っておきたいと思います。
 
yoshiyosheさんが「グローバルという名のもとに、ある一定の価値観を押し付けていないか」と問題提起してくださっていますが、とても大切な視点ですね。「グローバル人材」という言葉についても、単に英語ができる人と同義語のように使われていることもあるように感じます。私は「異なる状況に置かれた人々の痛みへの想像力」こそが、国境を越えてグローバルに生きるために重要な資質の一つだと思っています。
 
皆さんから寄せられた投稿に、寄付をしているという声が随分とありました。そこで、みなさんが「どんなこと・活動・組織に寄付しているか」をお聞きしたいと思います。まだ寄付していない方も、「機会があったら、どんなこと・活動・組織に寄付したいか」について声をお寄せください。


★根本議長の過去の円卓会議より
・国際女性の日、知っていましたか？
・「難民」について、意識したことありますか？
・世界の平和について、考えることはありますか？

• 2014.10.22
• 根本かおる 国連広報センター所長