イー・ウーマン（ewoman）

 こんにちは。国連広報センターの根本かおるです。7月の国際女性ビジネス会議では、「We must know what's happening in the world. And change it!」と「国際機関の日本代表として働く」の2つの円卓会議で、講師として参加者の皆さんからたくさんの刺激をいただきました。
 
その時もお話したのですが、その気になってみると、日本に居ても国際的な課題につながれる様々な機会があふれています。
 
たとえば、10月11日は「国際ガールス・デー」。その前日に、女子教育の必要性を世界中で説いてまわっているマララ・ユサフザイさんがノーベル平和賞に輝くという嬉しいニュースがありました。
 
今年はナイジェリアで大勢の少女たちがイスラム過激派組織ボコ・ハラムによって誘拐されるというショッキングな事件があり、Bring Back Our Girlsキャンペーンに参加された方も多いかもしれません。
 
国連広報センターでは、国際ガールズデーと10月24日の国連デーを記念して、明日10月18日に、東京文京区の中央大学後楽園キャンパスでイベントを行います。
ヨルダン初の女性ソーラー技師になったラフェアの姿を追ったドキュメンタリー『ソーラー・ママ』の特別上映会。作品の中でラフェアは教育の大切さについて語ります。まだお席に余裕があり、当日参加も歓迎ですよ。テレビのコメンテーターとしても活躍中の大崎麻子さんら第一線で活躍する方々のパネルディスカッションに、是非触れていただきたいと思います。
 
「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみのイギリスの女優、エマ・ワトソンが国連機関の親善大使に就任し、ジェンダー平等にむけた国連の「HeForShe」キャンペーンのために熱のこもったスピーチを先月国連で行いました。これは男性にこそ、女性の平等のための運動に加わってほしい、という願いから男性の参加を呼びかけるものです。現在世界で18万人以上の男性が賛同していますが、日本からはまだ500名あまり。もっと多くの日本の方々に知ってほしいと思います。
 
秋は学園祭をはじめとしてイベントの季節ですが、様々な大学や団体にお招きいただき、国連の課題や国際的な仕事について講演する機会がたくさんあります。「最近の若者は内向き」などという指摘がありますが、私の皮膚感覚では、いやいや、そんなことないよ、と思っています。でも、実際のところ、どうなのかしら？
 
そこで、皆さんに投げかける今回のテーマは、「グローバルな課題、関わっていますか？」。
YES、NOの投票とともに、どんな課題に、どのように関わっているか、つながっているか、投稿をお待ちしています。



★根本議長の過去の円卓会議より
・国際女性の日、知っていましたか？
・「難民」について、意識したことありますか？
・世界の平和について、考えることはありますか？

• 2014.10.17
• 根本かおる 国連広報センター所長