働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3320 開催期間 2014年11月28日- 12月05日
具体的に体験等をお寄せいただきありがとうございました。食事の問題はもっとも直面する可能性が大きいテーマですね。これについては宗教の教えによるものと個人的信念によるものとが混然一体になることもあって、マニュアルで対処できるのは、比較的基本な事柄にとどまります。 事前に一言確かめるという習慣をつけておけば、問題になることはあまりないでしょう。ただ(walk714)さんが指摘するとおり、外で食事をする場合に、お店側がそうしたことにまったく配慮しない、あるいは配慮する気持ちがないときが問題です。 これは社会全体の意識が変わっていくのを待たなければなりません。とはいえ、そういう配慮をした方がお店の評判もよくなるのだというようなことを伝えるのも一策でしょう。 (くみお)さんのようなケースは、実はラマダンについての知識の応用問題的なケースです。旅行中はラマダンの断食をしなくても構いません。別の機会にやればいいのです。これは個人の判断に任されています。イスラームの戒律は意外に柔軟なのです。 (あかーさす)さんのような方は多いと思いますが、「無宗教」といっても、実は大半の日本人は完全な無宗教ではありません。神社に初詣したり、僧侶に先祖供養を依頼しながら無宗教と言えるのかという自問が必要に思います。そうでないと自分たちの宗教への関わり方を、深い信仰をもっている人たちに理解してもらいにくいと思います。 (まうやん)さんには、他の国の宗教観などを「知っている」つもりでも「理解していない」ということを述べておられます。けれども、同様のことは日本の宗教や宗教文化についてもあてはまるかもしれません。このあたりが、これからもっとも考えていくべきことのように思います。 1週間おつきあいありがとうございました。また別の機会にもっと突っ込んだ議論をできるのを楽しみにしております。★井上議長の過去の円卓会議より・外国人とのつきあい、宗教について意識しますか?・「信じる宗教がある」のは、良いイメージですか?・式年遷宮の年、伊勢神宮に参拝したいですか?
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