働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3328 開催期間 2015年02月06日- 02月13日
最近の若者は新聞を読まない、と言われたのはもうずいぶん昔のような気がします。僕のような団塊の世代(もう少し若い世代も同じだと思いますが)は、新聞を読んでいないとまるで宿題をさぼった高校生のように扱われたものでした。週刊誌(東洋経済)というメディアにいたため、「朝・毎・読」という三大一般紙はもちろん、日経などの経済紙や業界紙など数多くの新聞に目を通すのが日課でした。 最近、こんな話を聞いたことがあります。ある大学で教えていた先生ですが、「新聞を読んでいる人はいますか」と問いかけたところ手を挙げた学生はゼロだったというのです。かといって、ニュースに興味がないわけではなく、SNSも含めてネットで情報を得る人が圧倒的に多いようです。 ここに一つの大きな問題があると思います。Twitterなどは確かに現場にいる人が直接発信している(災害や事故の現場から)ケースもありますが、その他は人の発信を「拡散」しているか、もとはどこかのニュースメディアだったりします。つまり一次情報であることはとても少ないと思います。 さらに既存のメディア(マスゴミなどと悪口も言われますが)は一応はニュースを確認して流しています。ニュースバリューの評価だったり誤報の事前チェックをしているわけです。しかしSNSの発信はほとんどがそういった作業を経ていません。そうするとどの情報を信頼しても大丈夫なのか、その判断がとても難しくなります。 毎日、誰も消化しきれないほどの情報が流れます。そこから自分の興味がある、あるいは自分にとって必要な情報を選り分けるわけですが、ネットで見ていると情報がどんどん「軽くなっていく」傾向があるように見えます。すなわち同じ情報でも深みがなく、表面の事実だけが取りざたされ、あとは推測や個人の感想で埋められた情報があちこちに流れている感じです。 新聞を読めばそれが防げるというわけでもありませんが、「新聞を読む」ということは情報を分析したり判断したりする時間を与えてくれるようにも思います。さて皆さんは、世の中の動きをどうやってフォローされているでしょうか。そしてその時にどのような不満があるでしょうか。1週間にわたって、このデジタル時代に情報をどのように手に入れて役に立てるのかを議論できればと思います。新聞を、毎日読んでいますか?紙でも、ウェブでも、新聞に目を通している人はイエス、そうでない人は、ノーを投票してください。★藤田議長の過去の円卓会議より・衆院選。注目している争点、ありますか?・集団的自衛権行使容認、あなたは賛成ですか?・特定秘密保護法案、興味ありますか?
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