働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3328 開催期間 2015年02月06日- 02月13日
なぜ新聞の読者が減っているのか。もちろん紙からデジタルへという流れが背景にあって、それが最大の要因であることは間違いありません。しかし同時に新聞側もその時代の要請に答えてこなかったと思っています。 つまり読者が減ってきたとき、紙の特性を生かすというより、デジタルに流す情報を制限するという方針を取ったということが言えます。たとえば今、デジタルの料金はいくらでしょう。配達してくれる紙と同じ値段です。それは紙を減らさない、新聞販売店の利益を守るという動機が強く働いています。しかし世界的にはデジタルになれば安くなるというのが普通でしょう。 さらに紙の特性を生かそうとすれば、むしろ考える時間があるという観点から紙面を構成すべきなのかもしれません。平たく言えば「読み応え」のある記事で構成するということです。日々の出来事(交通事故やら事件)は極端に言えばデジタルに任せ、むしろ事故や事件の裏側にある根っこの部分を掘り下げた記事を紙に回すとかも考えられるでしょう。もちろん長い記事もデジタルに載りますが、読むのはあまり楽とは言えません。 blueberry53さんの言われる新聞記者の「姿勢」ということとも通じる部分があります。読者にアピールしようとするあまり、割に一方的な、悪く言えばポピュリズム的な記事が増えている気がします。政治の世界で言えば「55年体制」の社会党のようなものかもしれません(この喩えはわかりにくいかもしれませんね)。要するに建設的な議論を提起できず、ひたすら「あいつは右翼だ」と非難するようなものだということです。 話が長くなりました。今回のテーマでとても心強かったのは、多くの皆さんが新聞を読みながらも、その内容についてはそれぞれで判断するという姿勢を貫いておられることでした。メディアのはしくれにいる私も、自分で判断しながら、皆さんに判断の材料となるような議論をこれからも展開できればと思います。ありがとうございました。★藤田議長の過去の円卓会議より・衆院選。注目している争点、ありますか?・集団的自衛権行使容認、あなたは賛成ですか?・特定秘密保護法案、興味ありますか?
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