働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3352 開催期間 2015年07月03日- 07月10日
貴重な投稿をありがとうございます! 「泣き叫ぶ声に通報しました」という、るんちんさん。逆に、banana5さんは、夜泣きがひどい幼児の母である友だちから「通報電話により役所職員が自宅に訪問に来たことがある、やましいことは何もなかったので自身の精神的ショックが大きかった」と聞いたというエピソードをいただきました。 実際、一番多いのが泣き声通報だそうです。児童相談所が来てショックを受けたという話も時には聞きますが、ぜひ、ママやパパはショックを受けないで欲しいと思っています。「疑われていたんだからショックに決まっているだろう」と考える方もいるかも知れませんが、児童相談所は警察とは違って、親を逮捕したり懲らしめる機関ではないのです。 「児童相談所は、子どもの健やかな成長を願って、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関」。相談内容は、養護相談、保健相談、障害相談、非行相談、育成相談、その他の相談など多岐にわたり、児童福祉司(ソーシャルワーカー)、児童心理司、医師などの専門スタッフが相談・サービスにあたっています。 たくさんの児童相談所の職員の方に聞く話ですが。本来、児童相談所は、子育てにおいて心配なことを相談して、アドバイスする機関。心配を抱えている養育者が支援を求めに来るところなのです。 しかしながら、虐待対応になると、まずは親自身が「しつけ」と思っているところで、虐待ではないかという確認が入るわけで、親自身、養育方法が不適切であるとレッテルを貼られたような気持ちになってしまいます。つまり、本来は、子育てに困った親を専門家が支援するところなのに、最初に親と対立の関係になってしまうと、いろいろな子育てのアドバイスが親に届きにくくなるとのことです。 親自身が自覚して虐待しているケースもありますが、ほとんどの場合は、子どもを虐待したいと思っているわけではないのです。だからこそ、このねじれた敵対関係から支援をスタートすることが、児童相談所の職員にとって、精神的にもパワー的にもとても大きな負担になっているような気がします。 話を少し戻しますが、「泣き声通報」の場合でも、児童相談所の職員は、確認に出向きます。多くの場合は、問題のないケースですが、その中に子どもの命が危ないなどの虐待があるケースが含まれていることもあるのです。問題のないケースの場合でも、泣きやまない子どもに悩んでいたり、子育てに困っている場合もあり、そのようなときには、子育て情報を提供したり、状況によっては、専門家が話を聞くなどの機会を設ける場合もあります。基本的には、行政は待っていても来てくれませんが、通報がきっかけで支援の第一歩がスタートするケースもあります。 課題もいろいろ挙げていただきました。costasさんの「(児童相談所の職員の)マンパワーが十分なのか」というのは、まさにその通りです。「児童相談所全国共通ダイヤル」の説明には、こんなときにはお電話くださいという例として、以下が書かれています。 ・「あの子、もしかしたら虐待を受けているのかしら」 ・「子育てが辛くてつい子どもにあたってしまう」 ・「近くに子育てに悩んでいる人がいる」 以前から、私自身も指摘させていただいていましたが、親自身の子育ての悩みも受けるのですから、なおのこと電話対応はとても重要。悩みながらかけた1本の電話で話をしただけで、救われるママパパ(養育者)もいると思っています。 kotos8さんが「児童相談所の前に、連絡が必要かどうか匿名で相談できる窓口があるとよい」と投稿くださいましたが、これもその通りです。現状は、専門的な養育相談と、虐待対応を児童相談所が行い、子ども家庭支援センターが細やかな子育ての悩み対応を行うというように、業務の範囲が整理されつつあります。もちろん、悩みの重さは線を引けないところもあり、児童相談所と、家庭支援センターで連携しながら対応しているケースもあります。 「虐待が起きない土壌を家庭や地域で築く意識を、各々が忘れてはならない」と真打ちさん。私自身、オレンジリボンで、「虐待防止」の啓発活動を続けておりますが、「子ども虐待をなくそう」という対処療法的なことでは、子ども虐待は減らないと思っています。 子ども虐待に至らないように、親自身が追いつめられない、ストレスをためすぎないように、さまざまな子育て支援サービスを気軽に活用できることが大切。そして私自身も講師をして「叩かない子育て~前向き子育てのすすめ」をお伝えしているところですが、子どもを叩いたり殴ったり食事を与えないなど、罰を与えるような子育てではなく、親子が一緒に課題を乗り越えていかれるような前向きな子育てを学ぶ機会も必要でしょう。 さらに、見張るのではなく、「温かく見守る」周囲の目が広がることが、何よりも大切だと思っています。 次回はもう最終日となります。児童相談所全国共通ダイヤルの課題や、児童相談所のあり方、私たちができることなどについて、ぜひ、ご意見やお考えをお聞かせください。★高祖議長の過去の円卓会議より・近所の子どものこと、知っていますか?・児童虐待防止のため、親のストレスサポート、必要ですか?・ベビーシッター選び、困ったことありますか?
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