働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3363 開催期間 2015年10月02日- 10月09日
熱いご議論ありがとうございます!投票の方も、拮抗したままですね。 No の方も、ゆみ子さんのように罪悪感を持ちながらのNo で、何とかしてあげたいのは山々だけど受け入れるのは心配、という方が多いように感じました。そこで今日は、日本が受け入れるかどうか、はひとまず脇に置いて、厳しい状況にある難民の方々を支える方法を考えてみたいと思います。 まずは、先日、日本政府も970億円の拠出を表明した資金提供という支援の方法。これは本当に助かります。国連機関や難民受け入れ国政府などに割り振って拠出され、その資金で支援活動が展開される訳ですが、実は多くの場合、国連や受け入れ国政府の要請を受けて、契約の上でNGOが支援プロジェクトを実施しています。 衣食住から教育、治安管理と、支援活動は多岐にわたります。例えばヨルダンのザアタリキャンプは、現在約8万人の難民の方々が暮らす一つの街のようなところです。ただでさえ不便な難民の方々の暮らしが困難を極めない様、また、将来に向けて必要なことを実施する支援関係者の事務所は、さながら小さな市役所のようです。 新生児が生まれたら登録に行ったり、困難があったら相談に行ったりする場所となっています。その一つ一つを誰かが担う市役所職員の様な人がいて、ただし、システムは全くないところからの出発なので、この役所職員たちは、システムも作るところから始める人たちです。これらの人たちがいて初めて拠出金がモノやサービスという形になって難民の方々に届きます。 つまり、資金拠出という形での支援は、難民を受け入れる国があって、その国の現場で働く人がいて初めて成り立つ支援となります。 ヨルダンはシリアの隣の国ですし、話す言語も宗教も同じですから、欧州の国々で受け入れるのとは状況は少し違います。同時に人口650万人のヨルダンで63万人もの難民を受け入れ、8割がキャンプの外に住んでいる状況で、受け入れ能力をはるかに超えた状況です。 ※難民キャンプの様子はこちらをご覧ください。 ドイツの様な国で受け入れる際も基本的な考え方は同じですが、言語、習慣、宗教、受けてきた教育内容などが違うので、受け入れ先がキャンプであっても個別住居であっても、衣食住などの生活に必要な支援の他に、言語教育や職業訓練などは必要となります。ドイツでも難民受け入れに強く反対する人も少なくない中、多数の難民登録に日々奔走しています。難民登録は、機械では行えないため、登録申請を受け付ける係の方々は疲弊しきっていると聞きます。どこの国もぎりぎりの状況で受け入れていると言えるかもしれません。 ドイツは日本よりは難民受け入れに慣れているかもしれないけれど、難民の方々と文化や宗教の違いがあるのは、日本だけではないようです。Jerrybさんは既に少し受け入れ方法の提案もして下さっていますが、いかがでしょうか? 改めて、難民、本当に受け入れられないでしょうか? 受け入れるしかないとしたら、どんな方法があるでしょう? ★木山議長の過去の円卓会議より・イラクの今、ご存知ですか?・国際支援、してますか?・復興支援。自分にできる事を続けていますか?
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