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会議番号:3384 開催期間 2016年03月18日- 03月25日
皆さまこんにちは。小児精神科医の古荘純一です。16日に桜の開花予想が出されました。多くの地方では桜の開花のころは卒業のシーズン、満開のころが入学のシーズンとなります。 さて、今回の円卓会議のテーマは、「病気か個人の問題か、迷うことはありますか?」といたしました。臨床の場では、春休みから大型連休の頃にかけて、新学期を迎えた子どもの登校しぶりや不安などについて相談を受けることがあります。入学、新学期を迎える子どもの様子を見ると、親や大人が期待しているような「希望や楽しみにあふれている」ものではないようです。 子どもに限らず、一見して恵まれた環境で、周囲の理解が得られていても、どうしてもそこに適応できない人もいます。このような場合、その人の個性ととらえるのか、病気(ここでは心理、医療の専門的なケアを要する状況と考えてください)難しいこともあります。 診断基準が明確に作成できそうな高血圧や高脂血症でも、検査の基準値、すなわち病気との境界線、の取り扱いには大きな議論が続いています。基準があいまいで主観的なメンタルヘルスの場合は、個性の範囲なのか、それを超えるのか、わかりにくくなります。 まず今回は、子どもの新学期のことについて考えてみましょう。子どもが登校しぶりやさまざまな不安をかかえていた時、また、中高生や大学生が学校に行きたくないと言っている時、どのように対応されましたか。病的と考えて相談されたことはありますか?「病気か個人の問題か、迷うことはありますか?」にYes,Noでお答えいただき、ご意見として、子どもから大学生までの新学期の状況を中心に投稿していただきたく存じます。多くの投稿をお待ちしています。★古荘議長の過去の円卓会議より・「教育虐待・教育ネグレクト」について考えたことありますか?・自信をなくしている子どもを元気づける方法、ありますか?・新学期。子どもの心の変化をケアできますか?
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