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会議番号:3388 開催期間 2016年04月15日- 04月22日
気になる政策はいろいろあると思いますが、財源という問題をきちんと考えておく必要があるだろうと思います。たとえば社会保障の中でも、医療費は現在40兆円を超える程度だと思います。後10年もしないうちにそれは60兆円になります。 理由は二つ。高齢者(とりわけ団塊の世代)が増えること。もう一つは医療が高度化して、高額医療を必要とする人が増えること。たとえば、肺がんのお薬で最新のものは年間の投薬費用が3500万円だと言います。そのうち自己負担分は200万円程度で後は保険組合や税金で負担するということになります。こうなると、80歳以上の人には投薬するなという声が出てきてもおかしくありません。 高齢者に対する社会福祉と子育てに対する支援のどちらを優先するかという問題もあります。高齢者の親を抱えている人は当然そちらを優先しほしいと思うでしょうし、子育てが大変な方は当然に自分のほうを優先してほしいと言うでしょう。どちらもできればいいのですが、現実的にはそうはいきません。 私自身は団塊の世代で今は前期高齢者です。でも高齢者にも応分の負担(負担能力がある人の場合ですが)を求める必要があると考えます。そうしないと日本の健康保険やら介護保険がパンクしかねないからです。 あと気になるのはやはり教育です。世界では現在、格差が広がっています。そして親の格差が子どもの教育にまで影響を与えています。そうすると格差が固定化していきます。これを解消するためには教育の機会をすべての子どもにできるだけ均等に与える必要があります。子どもの貧困率が先進国の中では異様に高い日本ですから、ここに早く手を打つ必要があるでしょう。 皆さんが、それぞれの政策をよく見ながら、信用できる政党を選んでいっていただきたいと思います。★藤田議長の過去の円卓会議より・18歳選挙権。期待していることありますか?・自民党総裁選が無投票、これでいいですか?・衆院選。注目している争点、ありますか?(2014年12月実施)
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