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会議番号:3405 開催期間 2016年08月26日- 09月02日
こんにちは。経済アナリストの田嶋智太郎です。 皆さまは、去る5月29日に改正保険業法(=保険業法等の一部を改正する法律)が施行されたことをご存知だったでしょうか。このほど金融庁が保険業法を改正したのは「保険募集の形態の多様化が進展している状況等を踏まえ、 保険募集に係る規制をその実態に即したものとするため、保険募集人の体制整備義務 を創設する等の措置を講ずる必要がある」という理由からでした。 つまり、かねて保険販売の現場には必ずしも「契約者本位」とは言えない部分があったということであり、つい先頃も一部の週刊誌が関連する問題に追及のメスを入れたりしていました。“必ずしも「顧客本位」とは言えない”というのは、契約者や被保険者(保障・補償の対象者)にとって本来必要と思われる保険内容や保険金額(=その人に合った保険)とは必ずしも言えないということです。 保険(販売・契約)に関わる諸々の問題に関する論調の多くは「自分で保険の知識を十分に身につけ、自分で必要な保険を選ぶことが大切」としていますが、それはそう簡単なものでもありません。かつて議長が真に公平な立場で保険の見直し相談に応じていたときの経験から申しましても、どちらかと言えば「必ずしも必要とは言えない保険」に加入して、必要以上の保険料負担を強いられている方が非常に多いという印象があります。 難しいのは、個々人にとって必要な保険は当人が置かれた状況によって異なるし、置かれた状況が変われば必要な保険も変わるということです。例えば、シングルか既婚か、既婚であれば子どもの有無、持ち家の有無などによっても異なります。シングルから既婚へ、子育て時代から子離れ時代へ、といった変化もあるでしょう。もちろん、会社勤めをされている方と自営業の方とでは必要な保険もまったく異なります。 さて、皆様はいかがでしょう。自分に合った保険(保障・補償)、選んでいますか? 現在、契約・加入している保険は本当に自分に合ったものでしょうか。「自身で研究してじっくり選んだ」という方もおられれば、「勧められるがままに契約・加入して、今もそのまま」という方もおられるかもしれません。「今後、人生の節目ごとに見直すつもり」などといったお考え、基本的な疑問、ご意見などもあればどしどしお寄せいただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。★田嶋議長の過去の円卓会議より・マイナス金利。あなたの生活に影響ありますか?・最近の金融市場の動きに関心ありますか?・あなたの生活、景気が良くなってきましたか?★表参道カレッジで9月14日(水)開催!田嶋智太郎さんの「シングルのための生活経済講座」 詳しくはこちら
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