働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3412 開催期間 2016年10月14日- 10月20日
たくさんの投票と投稿をありがとうございます。時を同じくして、朝日新聞でも子どもの虐待の現状について、連載記事が組まれています。レッズさんはこの記事も読み「児童虐待と見受けられる場面に出会ったことはありませんが、出会ったら「189」に通報する」と投稿くださいました。2014年度に虐待で亡くなった18歳未満児は71人。5日に1人のペースによって子どもの命が奪われています。 「189」に電話したというくみおさん。ご自身の体験から「緊急時に対応が可能なのか疑問を持ちました」との書き込みをくださいました。「189」は、厚生労働省のサイトでも紹介されていますが「すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号」。「発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄の児童相談所に電話を転送」するシステムです。 2015年7月に「189」が導入され、「3桁の番号にするとともに、虐待通告などの緊急対応について24時間365日体制を実施」となっていますので、投稿くださったような対応なら、児童相談所にぜひ確認&申し入れてみていただけたらと思います。 2007年には「「児童相談所に虐待通告がなされた際の安全確認を行う時間ルールについて「48時間以内とすることが望ましい」と定められています。緊急な内容であれば、児童相談所は48時間以内に子どもの安全確認を行うことが必要です。 「通報=虐待確定ということではなく、通報=虐待に当たるのかの相談という位置付けで浸透を」(ケイケイケイ)と書いてくださいましたが、まさにその通りです。一般の方が虐待かどうかの判断はつきにくいもの。「虐待かな」と思ったら「189」に連絡していただければと思います。 「どの程度で虐待と判断して良いのか、私の中に明確な基準がありません」(ayaPaさん)という方も多いと思いますが、ぜひ、子どもの側に立ち「子どもの心や体が危険にさらされていないか」を判断の基準にしていただきたいと思います。2日目の原稿にも書きましたが、間違っていてもいいのです。でも「虐待かな」「虐待かも」と思ったということは、何らかの子育ての大変さを抱えている可能性があるということ。「189」への通報は、支援のスタートでもあります。「私が通報しなくても」と思って通報せず、虐待によって子どもの命が失われてしまったら……。どんなに悔やんでも、子どもの命はかえってこないのです。 「普段から何気ない会話で周りの状況を気にかけていれば、最悪の状況になる前に皆で気づいて防げる」(えこりんさん)という言葉通り、本来はそれが一番望ましいこと。虐待傾向にある親の場合、周囲とのつながりが希薄であるという調査結果も出ています。挨拶を交わし、愚痴をこぼし合い、ちょっと助け合う関係があれば、子どもを虐待して、しかも命まで取ってしまうということにはならないでしょう。 行政のいろいろなサービスや支援には、やはりすき間があります。そこから虐待で苦しんでいる子どもや親を救う要は、やはり地域の人たちのネットワークだと思っています。 「189」。虐待通報したことありますか? 通報したことがある方は、個人が特定されず差し支えない範囲で、どのような状況だったのかお聞かせください。通報したことがない、通報をためらったという方は、その理由をお聞かせください。そして虐待のない世の中になるために私たちができることについても、ぜひご意見をいただけたらと思います。 ★高祖議長の過去の円卓会議より・しつけのつもりが行き過ぎる。理解できますか?・子どもの貧困と虐待。関連があると思いますか?・児童相談所。相談・通報したことありますか?
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