働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3415 開催期間 2016年11月04日- 11月11日
米国の大統領選挙は、大接戦の末、ドナルド・トランプ氏の当選が濃厚になりました。メキシコ国境に壁を作る、などと常識破りの政策を掲げ、「泡沫候補」と見られていましたが、有権者に広がる既存政治家への不信感を追い風に当選を射止めました。 女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」を訴え、初の女性大統領を目指したヒラリー・クリントン氏はいま一歩及びませんでした。 有権者が直接リーダーを選ぶ大統領選挙は「芯のしっかりした意見と判断力で直接投票が出来る人たちならば非常にいい選挙になるのだが」というaaa11さんの指摘通りと思います。しかし、米国の有権者は「こんな人がアメリカ大統領になっていいの」と世界で不安視されている人を選んでしまった。 共和党にはトランプより真っ当な候補者がいたはずなのに勝ち残れませんでした。お祭り騒ぎのキャンペーンや、面白おかしく暴言を伝えるメディアに乗って、大富豪のトランプ氏が注目を集め、勢いをつけました。 「アメリカ・ナンバーワン」を主張しながらトランプ氏は理想や希望を語るのではなく、移民排除やイスラム教徒の入国拒否など排外主義的な政策を並べ、支持を広げました。 選挙民を動かすのは、理性による政策判断ではなく、不安や不満による激情だとしたら、直接選挙である大統領選は、今後も危うさを秘めることになりはしないでしょうか。 史上稀な「口汚い大統領選挙」となった今回は、社会の分断を印象付けました。経済のグローバル化や技術革新により、繁栄を支えてきた白人労働者層の憤懣が底流にある、といわれています。 トランプ旋風を生み出した社会の分断は、米国だけの問題ではありません。太平洋の彼方の話として我々は傍観できるでしょうか。 『米大統領選。この選び方、いいと思いますか?』への投票と併せ、「トランプのアメリカ」に対するあなたの見方、日本の我々が心積もりしておきたいことを投稿してください。お待ちしています。★山田議長の過去の円卓会議より・おカネが動く五輪、仕方ないですか?・五輪・パラリン。アスリート・ファーストに戻せますか?・本土の人は、沖縄に冷淡だと思いますか?
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