働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3430 開催期間 2017年03月10日- 03月17日
宗教に関わる話というのは、家族や友人との日常会話のテーマとしては、いくぶんハードルが高いかもしれません。強い宗教的信念をもっていて、できればそれを広めたいと思い人。文化や教養の問題として宗教を考えたい人。宗教に非常に嫌悪感をもっている人。いろいろな人がいます。 まったく、触れないという立場を貫くのも一つの方法ですが、人間関係を続ける上で、そうした話題に触れざるを得ない場合も出てくるかと思います。 その場合のスタンスをいくつか出してもらいました。(シンゴパパ)さんは「心の支えとしている言葉や考え方って何ですか?」というような話題の仕方を提起しておられます。(kyoko004)さんは、批評をしないとか、自分の考えをしっかりと持っていることなど、心構えのようなものに触れておられます。(えこりん)さんは、自分の方から話すということで、これは話の土俵をある程度用意することにもつながり、一つの方法かもしれません。 生きていく上で悩みのない人はいないわけですから、その悩み、あるいは葛藤、不安などを話題にしたとき、程度の差はあれ宗教的な問題につながっていくこともあるかと思います。 最初から相手が勧誘目的ということが明らかという場合は別として、自然にその話題になったときは、自分の価値観や世界観を振り返るのにいい機会かもしれないという積極的な態度もありえます。自分が無意識のうちに前提としていた考え方を、少し相対化して考える場にもなるかもしれません。 宗教を話題にする場合でも、「笑顔」でというのも、いい雰囲気で話すのは大切に思えます。身近な人とのコミュニケーションが、精神的な成長にもつながるということは、生涯続くわけです。宗教がテーマになったときも、ことさら構えず、他の話題と同じような態度でコミュニケーションを大事にしたらいかがでしょう。 1週間、いろいろなご意見をありがとうございました。★井上議長の近著をご紹介します『世界の宗教は人間に何を禁じてきたか』(KAWADE夢文庫、河出書房新社、2016年)★井上議長の過去の円卓会議より・イスラム教徒と話したこと、ありますか? ・外国人観光客増加。多様な宗教の習慣、理解していますか?・「信じる宗教がある」のは、良いイメージですか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.