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会議番号:3431 開催期間 2017年03月17日- 03月24日
安全安心の「安全」は科学的な数値などが基準になりますが、「安心」は個人の主観が入ると思います。そこで、みなさんが「安心」だと思う条件を考えていただきました。 「いま問題ないといわれている基準を信じるしかない」(DiamondBarさん)というのは、安全=安心という考え方ですね。その安全基準に疑問を抱いても、納得できる情報を自分で調べるのは、専門家ではない一般の市民には難しいですから、そこで思い切るしかない、ということだと思います。 それでも、納得できるまで自分で調べるという意見もありました。「ネットや文献や精通している信頼できる人」から情報を得てという「unicu」さん、「きちんとした知識を得て判断する」という「ma ki」さん、「事故後の放射線量や最近の検出実績などの客観値を参考に、作物による残留性の差や年齢による影響の違いなどを学び」という「Elda」さんなどの意見です。 そこまで調べなければ安心できないという人が多いのは、原子力事故についての政府が発表する情報に十分な信頼を持てないからで、政府情報を検証せずに流すマスメディアも信用できない、ということになります。「おれんじ78」さんは、原発事故直後の大気汚染情報が住民に正確に伝わらなかったことなどから、「関連する報道すべてに不信感をいだいてしまう」と述べています。 何を信じたらいいのか、困惑している人は多いと思いますが、「小さな子どもがいたら不安です。数値で安全とされていても、『念のために』と思って買わない」という「あさーかす」さんの考え方は、迷ったら、より安全な方を選ぶという「安全原則」になるでしょう。「あゆとあられ」さんは、「心を込めて作っている」生産者を信じる、という考えで、それには「生産者の顔が見える」ものを買うということになり、「地産地消を意識している人が多い」という「Toy」さんの指摘につながるかもしれません。 福島の原発事故のあと、お茶の放射能汚染が話題になりました。トルコの紅茶なら大丈夫だと思って使っていたら、トルコ産にはチェルノブイリの影響を受けているものがあった、という「みんつ」さんの経験談は、放射能汚染は地球規模で考えなければならない、という教訓だと思います。 私は「さかな記者」と称して、宮城県石巻市に駐在する記者だったときには、漁業や水産業の話ばかりを取材していました。そんなこともあって、さかなの汚染についてどう思うか、という質問をしたいと思います。 さかなの産地は水揚げされた場所ですから、福島県沖で獲れた回遊魚がほかの産地名で売られているかもしれません。一方、漁業者からすれば、福島県の海域での漁業は未だに「試験操業」で、本格的な水揚げと販売の再開を求めています。また、同じ東北産品でも、水産物と農産物では消費者の見方は違うのか、これも気になる所です。 「東北産の農林水産物。食べていますか?」にYES、NOで答えていただき、水産物についてはどう思うか、農産物との違いや、あなたにとっての「安心」の条件を教えてください。★高成田議長の過去の円卓会議より・原発差し止め、支持しますか?・東日本大震災から4年。風化したのでしょうか?・東北の復興支援、続けていますか?
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