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会議番号:3438 開催期間 2017年05月19日- 05月26日
みなさん、こんにちは。小児科医の田村です。5月になって気温も上がり春めいた陽気から、ピクニックやBBQなど、屋外での飲食の機会も多いかと思います。 そんな中、最近、外来で遭遇する主訴は、「発熱、嘔吐、腹痛、下痢」です。GW明けの週では、近医で胃腸炎と診断を受けた小学生と中学生の兄弟が、上記の症状が改善しないことから、私の外来を紹介受診しました。最終的に、サルモネラ菌による食中毒でした。GW中に家族と友人で行った河原のBBQが原因と考えられました。 今週は、小学生の男子が頻回の嘔吐で受診し入院しました。脱水の進行が重症で4日間の入院加療が必要でした。最終的な診断は、ブドウ球菌による食中毒でした。先週末に行われた運動会で食したおにぎりが原因と考えられました。母親の話では、本人以外にも家族内で数人、胃腸炎を発症していたようです。 また、サバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの魚介類に寄生するアニサキスによる食中毒も、いまメディアでしきりに取り上げられていますね。 おそらく、皆さんは食中毒というとノロウイルスやロタウイルスによる感染症で冬期を連想するかもしれませんが、これらの症例のように、暖かくなる春も、実は患者数は多いです。 そこで、まず、皆さんに伺いたいのは、食中毒の予防、実践していますか? です。実践している方は、どんな方法で行っていますか? 実践してない方は、テレビや新聞や本など各種情報媒体から得た予防知識などを、教えてください。 それでは、これから1週間、皆さんと食中毒について議論して、しっかりとした知識と予防を身につけていきましょう!! よろしくお願いいたします。★田村議長の過去の円卓会議より・ノロウイルス感染症に備えていますか?・はしか流行中。空気感染すること、知ってましたか?・インフルエンザに備えていますか?
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