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会議番号:3438 開催期間 2017年05月19日- 05月26日
みなさん、2日目も、多くのご意見、ありがとうございました。 Yesのみなさんに共通して言えるのは、水分補給です。これは、まさしく大正解であり、素晴らしい対応だと思います。ひるねさんのように、以前の円卓会議を参考に対応していただいていることも嬉しく思います。 食中毒の頻度としては、ウイルス性と細菌性が飛び抜けて多いです。ウイルス性は、以前円卓会議で行ったように、ノロやロタウイルスが原因となることが多く、汚染された食べ物やウイルスが付着した環境からの手指を介しての感染が多く報告されています。ウイルス性なので、抗生剤は効果がなく、水分補給と食事療法が中心となると議論しました。 次に、細菌性では、初日に例をあげたブドウ球菌は、実はそれほど感染者は多くなく、サルモネラ菌(汚染された生卵や鶏肉等)とビブリオ菌(汚染された魚介類等)による食中毒が年間を通じて非常に多いです。治療ですが、細菌性であっても、抗生剤の治療は必須ではありません。入院を要するような場合では、抗生剤の治療を行うことがありますが、一般的に外来で治療を行う軽症の場合では、必ずしも抗生剤の治療は必須ではありません。 つまり、ウイルス性であっても細菌性であっても、外来で行う治療には、大差がありません。一般的には、整腸剤と食事療法を中心に行っていただければ、自然と回復していきます。 細菌性だからといって、医療機関で抗生剤を必死に求めなくても大丈夫ですので、担当の先生から推奨すべき治療方法をよく聞いてください。 真打ちさんの投稿にもありましたが、下痢止めについてよく質問されます。これは、ウイルス性でも細菌性でも、一般的にはあまり勧められていません。ただし、下痢の期間や症状、全身状態によって、処方される場合もあります。禁忌ではないので、処方を受ける際にはその理由をよく聞いてください。 では、3日目の議論ですが、二次感染について議論したいと思います。友人や家族が食中毒に罹患した場合、感染拡大を予防するためにできることは、どのようなことでしょうか? 皆さんの実践された経験でも、見聞きした情報でも構いません。もしくは、二次感染予防としてのお考えがあり特別な対策を取らないという意見があるかもしれません。 植物毒や動物毒もありますが、今回は、これらを除外して、特に細菌性と寄生虫に絞って意見を伺ってみたいと思います。 活発なご意見、お待ちしております。★田村議長の過去の円卓会議より・ノロウイルス感染症に備えていますか?・はしか流行中。空気感染すること、知ってましたか?・インフルエンザに備えていますか?
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