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会議番号:3439 開催期間 2017年05月26日- 06月02日
トランプ大統領が弾劾される可能性もある「ロシア疑惑」は、①昨年の米大統領選で、米民主党のメールが大量にハッキングされた問題で、これにロシアがかかわり、トランプ陣営もそれに共謀したのではないか、②トランプ陣営がロシアの政財界と癒着し、米国が対ロ制裁を解除するように働きかけられたのではないか、③FBIの長官を解任したのは、こうした捜査を妨害するためではないか、などで、いずれも立証されれば、弾劾に直結する重罪ということになります。 「トランプ氏が選挙で勝つためにロシアと癒着して、ヒラリー氏が不利になるように働きかけていたとしたら、アメリカの民主主義を根底から覆す」(morning1967さん)ことになりますし、トランプ大統領がロシアに秘密を握られていたり、癒着したりしているため、ロシアに対して強く出られないのであれば、「国のトップにふさわしくない」(violet-mさん)のは明らかでしょう。「『魔女狩り』だなどと吠えるよりも、身の潔白を証明する方向に進めないものでしょうか」(いぬいるかさん)というのが米議会の多数意見になれば、弾劾裁判ということになるのでしょう。 その一方で、トランプ政権は、米国がロシアと敵対する冷戦思考から脱却しようと考えているのではないか、という見方もあります。米国が苦労するIS(イスラム国)退治も、シリアやイランと組んでロシアが積極的に介入してから、ずいぶん効果が上がっているといわれています。とすれば、トランプ政権がロシアと接近するのは、対テロ戦争などの「終わりなき戦争を続けていくよりも、ロシアや中国との連携を模索していくことが米国の利益に結び付く」(シンゴパパさん)ことになりますし、ISの情報などをロシアに漏らしたという疑惑も「(米国の)国益に反するとは言い難い」(DiamondBarさん)ということになります。 もし、冷戦思考からの脱却がトランプ氏の戦略だとすれば、トランプ氏を弾劾しようという動きは、冷戦思考に安住する政治家や軍需産業の陰謀ということになりますが、トランプ氏のいろいろな振る舞いを見ていると、はたして「国(益)としてなのか?疑問」(n.danさん)という見方に傾いてしまいます。 ところで、北朝鮮の最新のミサイル実験に対するトランプ氏のコメントに驚きました。「北朝鮮がまた弾道ミサイルを発射して、隣国の中国に大変な無礼を働いた。ただ中国は精一杯やっている」というものですが、ミサイルの脅威にさらされる米国を代表して怒っているというよりも、「中国もなめられたものだ」と、中国を挑発しているように見えるからです。中国と米国との間では、貿易と北朝鮮問題との「取引」が成立していて、貿易では米国が譲歩する代わりに、北朝鮮問題は中国にまかせる、というのでしょうか。もし、そうなら日本の立場はどうなるのか、と言いたくなりますが、米中関係をどう見たらいいのか、あなたの考えを教えてください。★高成田議長の過去の円卓会議より・東北産の農林水産物。食べていますか?・米国第一主義、日本に対応策はありますか?・トランプ大統領誕生。日本ができることありますか?
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