働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3442 開催期間 2017年06月16日- 06月23日
本当の意味で待機児童問題を解決するため、どんなことが必要か――。あえて「ひとつに絞ってください」とお願いしたところ、興味深いご意見をたくさんいただきました。 n.danさんは、周囲に認可保育園が増えているという実感に基づき、待機児童は減っていると思っていました、ということです。むしろ、小学校入学後の子どもに放課後の居場所を提供する、学童保育の質的な充実をお考えです。 確かに私の周囲にも、民間学童を利用している保護者が少なくありません。保育園には何とか入れたけれど、小学校以降は公立学童では預かり時間やプログラム面で不足を感じているためです。本来、子どもの居場所機能は、年齢によって分断されるべきではなく、未就学児、小中学校と切れ目ない提供が必要だと思います。 maron0719さんは、保育所以外の子育て支援を利用した場合の税制優遇の必要性を訴えます。こちらもおっしゃる通りで、保育所に入れれば充実した支援を受けられるのに、入れないと支援ゼロという現状の保育行政は硬直的になっています。保育園の入園審査に通りやすい就労形態の人と、そうでない人の不公平感を払拭するためにも、こうした提案が実現してほしいものです。 こうした発想は、シンゴパパさんがおっしゃる、多様な働き方の支援にもつながります。私自身は、2人の子どもが保育園、幼稚園+預かり保育を利用しました。特に幼稚園では、仕事に復帰したいけれど、フルタイムでは両立が難しいため、短時間のフリーランスを希望するお母さんたちに多く出会いました。 保育園に預けてフルタイムで働く以外の選択肢が、現在の制度では、非常に限られています。多様な保育のありようが広がれば、もっと多くの人が自由に働けるようになるでしょう。 それでは、このような「待機児童対策の抜本的な解決策」を行政に実行してもらうために、私たちは何ができるでしょうか? 有権者として、また納税者として、行動に移された経験をお持ちの方、現在進行形で何か取り組んでいらっしゃる方、これから取り組まれたい方など、ぜひ、ご意見をお待ちしています。★治部議長の過去の円卓会議より・あなたの仕事、数年前よりフレキシブルになっていますか?・働くカップル。子どもは2人以上がいい?・月額20万の保育費支給! だったら働きたい?
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