イー・ウーマン（ewoman）

気持ちよく話していただくために（ふっとり・東京都・46）

4年ほど前まで3年間、デモンストレーション中心のショールーム勤務も経験した際に話し方を学び、練習しました。明瞭な話し方、言葉の選び方、間のとり方、次の言葉を引き出すための話しかけ方、等を意識するためにも学ぶ機会や訓練が必要だと思います。今は営業ですが、会話の後にお客様がすっきりされた表情でいらしたり、自分が聞きたいと思って面談に臨んだ内容がちゃんと聞き出せたとき、プラスアルファの情報をいただけたとき等に、話し方を学んでよかったなぁと思います。

語学学校で（abbyi・神奈川県・39）

大学院への留学準備のため、現地で半年ほど語学学校に通った際、プレゼンテーションでの話し方についてみっちり指導を受けました。当然、英語でのプレゼンテーションを前提にしたクラスでしたが、自信を持ってしゃべる、身ぶりてぶりを交える、結論を先に言う、など、基本的なことは日本語のプレゼンテーションにも活かせています。

自分の声を使い分けています（ayaPa・神奈川県・41）

学生時代にサークル活動にてアナウンス研究会に所属。自分の声のトーン、滑舌を意識するようになった。声の高い、低い、堅い、柔らかいによって、全く印象が変わる。難しい話をする際には柔らかく、信頼してもらいたい時は低く、声をコントロールして伝えるようになった。自分の声を通して、自分の気持ちも自然とコントールできるような気がする。

声を使い分ける（いぬいるか・東京都・57）

ボイストレーニングを受けています。プラスになった点は、自然な発声ができるようになる、声の響きが向上する等の他、毎回録音するので自分の声を客観的に把握できるようになった事です。結果、相手や場面や状況によって声の出し方や声の質を使い分けられるようになりました。ただ、人前で話す場合、ときどき緊張して声が震えてしまうことがあります。これはまだコントロールが出来ず、自分の課題だと思っています。

相手への思い（真打ち・栃木県・47）

話すとは、常に相手のいる状態である。電話・対面いずれも、相手の立場や状況に配慮することになる。初めは、上手く話そうと自己満足に陥っていたように思うが、「相手へどう伝えることが最良か。」と、やがて相手を軸にした考えに変化して行った。声や話し方への意識は、相手への敬意そのものではないだろうか。これからも相手への思いを念頭に、話す機会を大切にしたい。

相手が聴きたくなる声とは（unagi・東京都・56）

今回の会議で、自分自身がその場で「適切」と思っていた声は、ちょっと違うのではと思い始めました。相手が聴きたくなる声という視点がなかった気がします。昨日、70代のお客様と打ち合わせがあり、年配の方の場合はいつもなら大きな声ではっきり話すように心がけていますが、少し声を落として柔らかく話すよう意識してみました。結果、相手の表情も和らいだように感じます。声や話し方によって相手との関係に違いが生じることは確かだと思います。

「声や話し方、訓練したことありますか？」をテーマに進めてきた円卓会議も、今日が最終回となりました。声や話し方に関する具体的な投稿をありがとうございました。
 
声を出して話すことは、日々当たり前のように行っていますが、内容がきちんと相手に伝わっているだろうかと考えると、日常の意識や実践の仕方が変わってきます。話し手から一方通行で伝えればいいのではなく、相手から何らかの答え、反応が返ってこないと伝わったかどうか不安になり理解してもらえたのかどうか確認できず、会話もうまく進まないものです。
 
声量がない。声がこもる。発音が悪く聞きにくい。声がうるさい。声がざらざらして心地よく感じない。ボソボソ話す。話の展開が分かりにくい。話のテンポが合わない。早口で、内容についていけない。会話やコミュニケーションの妨げになっているのに、自分では気が付かないこと、意外に多いものです。

そこで自分の声や話し方を客観的に考え、相手にとって聞きやすい、受け入れやすい声や話し方はどんなものかを見直す機会や改善法を身に付ける訓練を受けること、自己改革の機会が必要になるのではないでしょうか。
 
今回の投稿でも、皆さんの声や話し方への意識、実践の仕方が変化した例をご紹介いただきました。
 
「相手に伝わる、反応が返ってくる」
「自信をもって話すことが伝わることの要素である」
「声が変わると自分の気持ちも変わる」
「録音した声で自分の声を客観的に把握できた」
「声や話し方への意識は、相手への敬意そのもの」
「声が変わると、受け手の表情が和らぎ、相手からの信頼や安心を感じる」
 
貴重な気付き、経験談をありがとうございます。私もさらに意欲が湧いてきました。声は大きければ伝わるというのではなく、響きのある柔らかな声の方が聴きやすい、安心感を与えるものです。喉をしっかり鳴らした地声が出ると説得力が増します。呼吸が深く安定すると、落ち着きがあり話し方にも余裕が感じられます。
 
受け手にとって好ましい声を獲得する、自分の声の良しあしを知り、さらに伝わる声として何が必要かを見つけ、改善法を身に付ける機会として訓練が必要ではないでしょうか。今回の円卓会議が、皆さんの声や話し方を見直すきっかけになりましたら、幸いです。
 
国際女性ビジネス会議やオモカレでもボイストレーニングの講座が開講されます。自分の声を見直したい、伝え方をトレーニングしたいという方の参加をお待ちしています。


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★菅家議長の過去の円卓会議より
・あなたの声、“丈夫”ですか？
・朝からしっかり声が出ていますか？
・あなたの声、信頼される声ですか？

• 2017.07.14
• 菅家ゆかり フリーアナウンサー、表情アドバイザー・フェイスエクササイズ講師、声とことばの磯貝メソッド®正講師