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会議番号:3447 開催期間 2017年07月21日- 07月28日
自民党にも厳しいですが、民進党にも厳しいご意見が多いようですね。ところで民進党の蓮舫代表が辞任の意向を示しました。さすがに野田幹事長の辞任だけではすまなかったようです。外部から見たとき、こういう「追い込まれ辞任」というのが最もよくない辞め方だと思います。コーナーに追い詰められたら、何を言っても説得力がなくなるからです。 あの3.11のとき、民主党政権にもう少し時間を与えられたらよかったという「ひるねさん」のご意見には半分賛成です。半分というのは確かに余裕のない状況をいきなり与えられたのは事実だからです。ただ残りの半分は、やはり政治家あるいは政治というものに対する理解のなさが問題だったと思うのです。原発事故を検証する国会事故調の聞き取り調査をほとんど取材しましたが、菅元首相や枝野元官房長官の証言はひどいものだったという印象があります。すなわち当時の判断を正当化することに汲々としている感じがしたのです。政治家なのだから、その目標とするところをどうやって官僚組織と共有し、実現するのかを考えなければなりません。 前回も書いたように、政治とは説得であるという政治学者の意見に全面的に賛成します。逆に言えば、説得できない政治家は失格であるとすら思います。そして説得とは「多数決で押し切る」ことでは絶対にないと考えます。たとえ少数派の意見を無視する形になるにしろ、そこに説得という作業があれば民主主義は何とか機能します。それがなければ民主主義そのものが壊れると危惧します。共謀罪の国会運営はこの説得という作業を欠いたものだと思います。稲田防衛大臣も辞任の意向を表明しました。これもタイミングを見計らった辞任というよりは、追い込まれ辞任のように見えますから、政治的にはプラスになりません。都議選の応援演説の発言は、政治家の仕事と国家の公務を混同したどうしようもないものでした。あの時点で罷免していれば、安倍政権もここまで追い込まれずにすんだかもしれません。 シンゴパパさんが言われるように、私たち有権者も、支持できる政党がないと嘆くだけでなく、自分がどんな政策を望むのか(できればそのコストも含めて)を考え、その考え方を広めていくことが必要だと考えます。いまは誰もがSNSなどを使って発信できる時代なので、「保育園落ちた日本死ね」発言に見られたように、それを政治的な力に変えていくことも可能でしょう。 1週間、お付き合いいただきありがとうございました。★藤田議長の過去の円卓会議より・憲法改正、十分に勉強できていますか?・日本の人口減少、心配ですか?・中国の南シナ海進出、脅威ですか?
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