働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3451 開催期間 2017年08月18日- 08月25日
たくさんの投票と投稿をありがとうございます。 「防げないけれど救うことはできる」というJerrybさんは、「両親不仲の家庭で育ったせいで、今も怒鳴り声や金切声を聞くと恐怖で身がすくみます」とご自身の体験も踏まえて投稿くださいました。 ほかの皆さんも、「なんとか防げないか」「なんとか子どもを守れないか」という視点に立って投稿くださっていて、とてもありがたいと思っています。 本の虫さんは「見極めが困難」と投稿くださいました。本当に、どこからが虐待なのかとい線引きは難しいです。だからこそ、その判断は気づいた本人や周囲の大人たちがするのではなく専門家である児童相談所が担います。「大丈夫かな」と気になるケースは、子どもや親子が何らかの困難を抱えているケース。虐待通告は行政が動くきっかけを与えるサインです。親を懲らしめるとか、親を逮捕するためのものではありません。 いくつかの通報や情報から判断して、子どもの安全を確認し、もし子育てに何らかの困難を抱えている場合は、行政が相談に応じたり、何らかの子育てサポートや行政サポートなどの紹介をしたり、関係機関につなぐことができるのです。 ただし通報がなければ、行政は情報をキャッチできません。何も情報がなければ、行政から「子育てに困っていないですか?」と子育て家庭のドアを叩きたずねることはできないのです。 私は子育て中のママパパや支援者に「叩かない子育て講座」を行っていますが、講座の途中で参加者に以下の投げかけをしています。 みなさんも思い描いてみてください。以下の状況に自分がおかれたとき、どんな気持ちでしょうか? ・自分が叩かれたとき ・知らない人が叩かれているのを見たとき ・大好きな人(パートナー、恋人、親友)が、他の人から叩かれているのを見たとき ・自分の3倍の大きさの巨人が、自分の3倍の手で叩いてきたとき いかがだったでしょうか? 上記、一番下は子どもに対しての大人の身長を置き換えて表現しています。そして2つめと3つ目が周囲や家庭内に暴力があった時の自分の気持ちです。 たとえ、自分自身が暴力を受けていなくても、恐怖や不安、戸惑いを感じるのではと思いますが、これが子どもだったらということを考えていただけたらと思います。特に低年齢ほど、自分を起点にして物事を考えますから「自分が悪い子だから」「自分が言うことを聞かないから」周囲で暴力が起こっていると考えがちです。 「家族以外の場を持つことで「息抜き」できるのでは」(ナカサワさん)、「コミュニティを頼れる環境が作れれば」(Tohkoさん)が、虐待を防ぐヒントを書いてくださいました。子ども虐待に陥ってしまう家庭は、地域との関係性がなかったり、関係性が薄いということが、以前の調査でも報告されています。 児童虐待、過去最多12万件。5割が「心理的虐待」。防げますか?ご自身の体験や身の回りで起こったことなどがあればぜひ投稿ください。そして、どうしたら解決できるのかについてお考えやアイディアなどありましたら、ぜひお聞かせください。 ★高祖議長の過去の円卓会議より・「ワンオペ育児」。母親の負担を減らす方法、ありますか?・「189」。虐待通報したことありますか?・しつけのつもりが行き過ぎる。理解できますか?
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