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会議番号:3451 開催期間 2017年08月18日- 08月25日
8月17日、全国の児童相談所が2016年度に虐待相談・通告を受けて対応した件数が12万2578件であったと報告されました。これは前年度より1万9292件の増加。1990年に集計を開始して以来、26年連続で過去最多を更新してしまいました。 もちろん、虐待をなくしたいという思いを持つようになった人が増えて、通告件数が増えたとも考えられますが、孤立した子育てでのストレスが子どもに向かっているということも大きな原因と思われます。 虐待の内訳は、心理的虐待が6万3187件(52%)で前年度より1万4487件増加。身体的虐待は3万1927件(26%)、ネグレクト2万5842件(21%)、性的虐待1622件(1%)となっています。 心理的虐待とは、言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティック・バイオレンス:DV)など。今回の心理的虐待の増加は、面前DVが虐待にあたるという認識が浸透してきたことも一因と言えるでしょう。 虐待は複合的に行われている(心理的虐待と身体的虐待の両方を受けているなど)こともありますが、仮に子どもに直接の暴力がなくても、子どもが目の前で暴力を見ること、暴力が行われている空間で生活していることは、子どもの心を不安や恐怖にさらすことになります。そして暴力を行っている人と暴力を受けている人が自分の大好きな親であるということから、自分が原因なのではないか、「自分が悪い子だから?」など、子どもが自分自身を責めてしまうこともあり、子どもの心に大きな傷を残すことになります。 子ども虐待の防止には実にさまざまな方向からのアプローチが必要ですが、今回は「心理的虐待」についてみなさまと議論を重ねていかれたらと思っています。 児童虐待、過去最多12万件。5割が「心理的虐待」。防げますか? 心理的虐待は、どうしたら防ぐことができるでしょうか? 心理的虐待を受けている子どもをどうしたら救うことができるでしょうか? 皆様ご自身の体験や、周囲で起こったこと、また心理的虐待について思うことなど、ぜひ書き込みいただけたらと思います。★高祖議長の過去の円卓会議より・「ワンオペ育児」。母親の負担を減らす方法、ありますか?・「189」。虐待通報したことありますか?・しつけのつもりが行き過ぎる。理解できますか?
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