働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3453 開催期間 2017年09月01日- 09月15日
「フェイクニュース」という言葉を新聞で度々目にするようになりました。きっかけは、米大統領選です。 「ローマ法王がトランプ氏支持を表明した」「クリントン氏が児童買春組織に関与している」――こうした偽ニュースがSNSを通じて拡散され、偽ニュースを発信する専門サイトまで登場しました。その多くがトランプ氏にとって追い風となるものでした。 米選挙戦終盤のフェイスブックの注目記事をみると、偽サイト発の記事のほうが大手メディアによる記事よりも、共有が多かったという分析もあります。事実より、感情に訴えかけるものが世論を動かしたともいえます。こうした現象は「ポスト・トュルース」とも呼ばれています。 SNSにより増幅されたポピュリズム(大衆迎合主義)が、トランプ大統領誕生の原動力になったといわれています。トランプ氏は就任するや今度は、「CNNの報道はでたらめ、フェイクニュースだ」などと自分にとって不都合な報道を「フェイクニュース」と決めつけてツイッター上で攻撃するようになりました。 フェイクニュース問題は、米国にとどまりません。欧州では「移民申請中の少年がドイツ人女性を暴行の上殺害した」といった反移民感情をあおる偽情報が大量に流れる事件が度々起きています。フランス大統領選の際にもマクロン陣営は偽情報に悩まされました。今やフェイクニュースは民主主義、さらには世界の秩序に揺さぶりをかけているのです。 日本も、対岸の火事といってはいられません。熊本地震の折には「動物園からライオンが逃げ出した」という偽情報がツイッターで広がりました。「危ないから教えてあげよう」と思った人も少なくなかったようです。政治的な思惑があったり、反移民感情をあおったりといった意図がなくても、信じ込んだ偽情報を半ば善意から広めてしまうこともあるのです。それが社会不安につながることもあり得ます。 そこで今回は「フェイクニュース対策」について、考えていきたいと思います。 あなたは、フェイクニュースにだまされない自信、ありますか? YES、NOと合わせてまずお伺いしたいのは、みなさんがニュースをいかに入手しているかについてです。SNSの登場、スマートホンの浸透により、ニュースの受け取り方が大きく変わろうとしています。みなさんは、新聞、テレビ、インターネットetc.でニュースをどのように入手しているのか、その理由、また、情報の真偽をどのように確かめているのかを教えてください。★野村議長の過去の円卓会議・定年を意識したことがありますか?
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