イー・ウーマン（ewoman）

コントロールできるものではない（ぺり・35）

「妊娠をコントロール」して、産みたいときに産めるのであれば、仕事の状況にあわせた出産、育児をすることも可能なのかもしれません。しかし、望んでいてもなかなか子どもができない場合も多くあります。妊娠という個人のかなりプライベートな部分に対して、無遠慮な批判がされることは残念です。いつ妊娠するのかに対して、まわりから口出しがある今の空気には息苦しさを感じます。

質問自体に驚いております（けろまり・千葉県・45）

妊娠することにより、できる仕事とできない仕事があることも理解した上で、このような質問があることに驚きを隠せず。また、妊娠を「職務放棄」ととらえる議員は、きっと多方面でのよりよき日本の発展のための政治家にはなれないのではと思いました。私は結婚10年、子宝には恵まれず。だからこそ、子宝に恵まれた政治家にしかできないことだってあると理解できます。

関係ないのでは？（Kit・福岡県・67）

私は、流産の可能性があるような体を酷使する仕事を除いて、妊娠と仕事は関係ないと思う。むしろ国会内か議員会館に託児所や妊婦の部屋みたいなものがあって、党派を超えて話せるのもいいかな。

否定ではなく応援を。（じゃすみん・東京都・50）

私は国会議員の妊娠出産、良いのではと思っています。産休も当然の権利だと思います。私は両立の大変さを味わい、その経験をより一層の女性の社会進出の為に役立てて頂きたいです。子育てしながらキャリアも途絶えさせずに積み重ねていく事の大変さ、男社会の中で渡り合っていく大変さ。それらの経験を国民、特に今後に続く女性の為に生かして欲しいです。税金でしょ！とか言わず頑張りを応援したい。そして道を切り開いていただきたい。後に続く女性の為に。

すばらしいとエールを送りたい（月のしずく・京都府・44）

妊娠するような若い女性が立候補するということ自体、まだ奇異なことと受け止められるのでしょうか。妊娠したかどうかではなく、その人が信頼するに足る人か、任期中であれば仕事ができたかを見て、個々人で投票の有無を決めればよいだけ。批判ではなく、どうすれば妊娠中・産後も議員の仕事ができるのか、サポートする方法を考えたい。企業には働き方改革を迫るのに、議員は何も改革しなくていいはずはありません。むしろ率先して改革し、社会に対する先例を示してほしいです。

志があれば（shiva・京都府・41）

自己の利益ではなく、本当に人のために何ができるかを考えて行動することが、公の仕事に就く人にとって必要な資質だと思います。子どもを授かる時期がコントロールできるものなのかどうか疑問ですが、授かった時に、有権者に思いが伝わる政策や理解してもらえるそれまでの行動があれば、なんの問題もないと思います。

OKな社会に向かう予定では？（まゆみｔｍ・東京都・48）

働き方改革やダイバーシティの実現等、国民みんなの力を結集してあらゆる意味で持続可能な社会を作ろうとしているんでしたよね？　昔よく言われた「総論賛成、各論反対」という言葉がよぎりました。言論の自由がある以上、好きなことを言う人は必ず存在します。それを踏まえたうえで、国会委員から率先して産んで権利を行使して、働く女性たちに手本を示して良いのではないでしょうか。

企業は変わった。国会も。（kyoko004・神奈川県・40）

国会議員という大事な仕事の中で産休育休なんて、と短絡的に考えてしまった私は、女性の敵は女性だな、と反省しました。国会議員が将来的に世界と同レベルの女性比率となるほど増えた時、それでもそう言えるのか、と。企業の中で戦力となる女性が増えていった時に企業が変わっていったように、国会も変わらなければと思います。ただし、妊娠中の立候補はNGだと私も思います。

議員でなくてもできる仕事はある（Jerryb・東京都・50）

妊娠できる期間は長い人生の中の数年なので、授かりたいと願うならわざわざそこで議員をやらなくてもよいと私は思うのです。赤ちゃんを抱えて政治に関われる、他の機会こそ増やしてほしいと私は思います。国会議員は、その人でなければならない人を選びたい。そういう意味で、私はきちんと会期中専任可能な方に投票したいです。

あえて「No」（いまいくん・埼玉県・54）

だから男性は……と言われるのを覚悟で(笑)、「No」にしました。少子高齢化の解消や女性の社会進出を促す上でも、産休＆育休はどんどん取り入れ、それが当たり前な社会にならないといけないとは考えています。ただし期間限定であり、しかも決して安くはない所得を税金から得る議員という職種に関しては、任期中の妊娠・出産に諸手を挙げて賛成とは言えません。やはり任期中は職務に専念して欲しいと私は思います。

投票・投稿いただき、ありがとうございます。
投票では９割近くの方が「YES」＝「国会議員の妊娠はいいと思う」との結果でした。
 
【YESの投稿】
「妊娠はコントロールできるものではない」（ぺりさん）というご意見、ごもっともだと思います。いつ妊娠するのかに対して、まわりから口出しがある今の空気には息苦しさを感じます、とのこと。日本全体を覆うこの空気こそが、少子化の要因かもしれませんよね。
 
「子宝に恵まれた政治家にしかできないことだってある」（けろまりさん）というご意見、私もそう思います。育児に携わってこなかった男性の政治家がゆえに、待機児童問題などが未だに解消されていかない面もあるのではと思います。
 
【NOの投稿】
「決して安くはない所得を税金から得る議員という職種に関しては、任期中の妊娠・出産に諸手を挙げて賛成とは言えません。やはり任期中は職務に専念して欲しい」（いまいくんさん）というご意見。
議員は国民の代表、私たちの税金を受け取っているというところから厳しい視線が向くのは分からなくもありません。
 
1日目にお伝えした宋美玄（そん・みひょん）氏の記事に対するコメントも、次のような意見が多かったです。
 
「女性議員が妊娠することが問題なのではなく、出産育児で休んでいる間も多額の給料が支払われていることが問題」
「産休は仕方ないとしても育休期間の給与支給はどうかと思う」
「議員が国会や政党でやってる役職は代理を立てられるけど、議員の職自体には代理は立てられない」
ここから派生して「時期を考えろ」「妊娠したら辞職しろ」「病気と違って妊娠のタイミングはコントロールできる」というバッシングになっていきます。
 
現時点では、国会議員が出産育児で休んだ分の給与については、何も決められていません。
みなさんは、国会議員が出産育児で休んだ分の給与支給についてはどう考えますか？
「国会議員の妊娠。いいと思いますか？」にYES、NOでお答えの上、給与支給についてのご意見をお聞かせください。


★小酒部議長の過去の円卓会議
・マタハラ。職場や生活で課題がありますか？

• 2017.10.02
• 小酒部さやか 株式会社natural rights　代表取締役