働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3471 開催期間 2017年11月17日- 11月24日
青山学院大学の古荘純一です。先日、神奈川県座間市で、世間を震撼する殺人事件が起きました。若い女性8人、男性1人が殺害され、その中には高校生も含まれているようです。容疑者はツイッターを利用して、自殺願望を持つ女性たちと交流していたと報道されています。一方で、容疑者自身は自殺する意志はないものの、インターネットで自殺に関する知識を得ており、被害者を「一緒に死のう」と誘い出していた、とも報道されています。 この事件の後、政府は、「政府一体の対策強化と再発防止の徹底」を強調しています。その内容は「自殺に関する不適切なサイトや書き込みの対策強化」や「インターネットで自殺願望を発信する若者の心のケアの対策充実」加えて「SNSを利用した犯罪の再発防止策を強化するための関係閣僚会議」など、ICT(情報通信技術)を活用した犯罪防止対策、に力点が置かれているような印象を持ちました。 一方、厚生労働省の調査では、自殺は10歳から14歳の死因の3位、15-19歳では事故死と同数で1位、20歳以降39歳までの年代では、1位を占めています。漠然と自殺のことを考えている若者は少なくありません。私たちが以前行った調査でも、中学3年生で、日常的に死にたいと考えている生徒の割合は5%程度でした。 そこで、今回の会議は「子どもの自殺、防ぐことができますか?」といたしました。子どもの頃から自殺のことを考え続けている青年期の人も、今回は対象にしたいと考えています。「いじめを苦に自殺」などの報道されるたびに、「再発防止に努めたい」というコメントがなされていますが、具体的な対策はとられているのでしょうか。日常的にどのようなことを心がければよいでしょうか。身近な子どもから自殺をほのめかす言動があった場合、どのようにしますか? 皆様からのご意見をお待ちしています。子どもの自殺、防ぐことができますか? 1週間よろしくお願いいたします。★古荘議長の過去の円卓会議より・自信をなくしている子どもを元気づける方法、ありますか?・子どもの依存症、本人の自己責任ですか?・病気か個人の問題か、迷うことはありますか? ★古荘議長の近著をご紹介します!『発達障害とはなにか 誤解をとく』(朝日選書)
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.