イー・ウーマン（ewoman）

大人三人暮らし（SallyChan・東京都・有り・47）

夫とは朝と夜はいつも一緒ですが、母とは朝昼晩とも別です。母には料理をつくっておいたりしますので、前後で美味しかったとかこうしたほうがいいねとか話をしたりはしますが、一緒に食事をとることは月に数回です。それでもやはり母と私達のあいだでは会話が弾まないので、一緒に食べるよりも別にしたほうがお互い気が楽です。ちなみに平日の昼ご飯はだいたい私一人で食べますが、今日は冷蔵庫の残りで何を作ろうかと楽しみながらいただくので何もストレスはないです。

「孤食」に代わる言葉が欲しい（nekosaurus・愛知県・49）

夫は単身赴任、娘は進学の為に家を出たので、今は息子と二人です。子ども達が小さい頃は孤食にならないようにしてきましたが、年頃の息子は母親と同席するのを嫌がります。食事の時間を刺々しいものにしない為に、今は時間差で食べています。最初は淋しく罪悪感も感じましたが、それが今の我が家に必要なスタイルです。「孤食」の「孤」が付くとイメージが悪いので、積極的な意味合いの「一人食べを選択した食事」の言葉があると心理的抵抗が少なくて済むと思います。

孤食を選ぶときもある。（2kishir0・東京都・29）

孤食の定義のご説明ありがとうございました。昼食は会社の人と食べることも多いと回答しましたが、あえてひとりで食べることを選ぶときもあります。恋愛話、人のうわさ話を耳に入れたくないとき、考え事をしたいときは特にひとりの時間にシフトさせます。ですが、昼食をひとりで食べると孤食になる確率が高く、人と会話をしなくなるので他人とコミュニケーションを取るためにも一日一食は誰かと食事を共にしたいと思う次第です。

孤食は構わない、でも子どもは（いのくち・東京都・52）

単身者なので、家族に気を遣うこともなく孤食が多いです。よい点は、自分のタイミングで、食べたいものを、食べたい量だけいただけること。健康管理の基本になっています。週に3回くらいは人と食事するので、その時は周りに合わせます。孤食では味わえないメニューや会話が楽しみです。私自身にとっては孤食は問題ありませんが、子どものうちは人と食事することで、いろんな食べ方やマナーがあることを学ぶのが、将来的に役立つと思います。

家では１人にしたくない（Jerryb・東京都・51）

「孤食」の定義が変わって、議論の枠組みがわかりやすくなってよかったです。私は家で仕事をしていて昼間は一人なので貴重な息抜き時間です。その日に食べたいものを（たとえ前日の夕食の残りであっても）、食べたいように食べています。一方、朝食と夕食は、夫と子どもの時間が違うのでどちらか片方は一緒に食べて、もう一方は自分は食べなくても一緒にいるようにしています。誰かと食べるとなぜか元気が出るんですよね。自分にとってはいいバランスです。

子どもと二人暮らしなので（pample・愛媛県・44）

ひとり親で、子どももひとりっ子のため、食事は何としても「絶対に２人で！」を死守しています。ただ、準備をしている時から「お腹すいた！」と、待ちきれない子どもが、先につまみ食いを始めるため、一緒に「頂きます」が出来ていませんでした。最近は、お行儀も大切だけれども、コミュニケーションを優先し、食事の用意のお手伝いをしてもらいながら、そして会話をしながら、２人でつまみ食いをするスタイルになっています。着席する頃には、食事の3分の1位しか残っていませんが。

ランチはあえて一人（ナカサワ・東京都・48）

職場のランチを毎日同じメンバーで食べていた時期があったのですが。中には気の合わない人もおり、モヤモヤする会話を聞きながら食べることが苦痛でした。異動を機に今はあえて孤食ランチです。気が向けば、話したい人を誘って食べることもあり。いつもと違うお店を開拓することもあり。組織で働くからこその、貴重な一人時間になっています。

子どもたちとの食卓は生き甲斐！（シンゴパパ・静岡県・51）

孤食にしていない理由は、家族（特に子どもたち）と一緒に食べるのはやはり楽しいからです。短い時間でも、子どもたちの様子を見、成長を感じることは、子どもを授かった親としての生き甲斐です。子どもたちが美味しそうに食事をしている姿を見ると、本当に嬉しくなるとともに、働く意味を強く感じます。

話をする大切な時間（ＮＯＢＵ・神奈川県・55）

朝5時に起床、コーヒーだけ飲み、すぐに家を出るので朝食は一人で職場でとります。小学校の教員なので、給食をクラスの子どもたちと話をしながら食べます。夕食も、週に半分以上は家族と食べています。子どもが高校生と大学生なので、全員がそろわないこともありますが、家族そろって食事をすることが多いです。テレビをつけず、スマートフォンも見ない、家族と話をする大切な時間と考えています。

皆さま、引き続き多くの投稿ありがとうございます。

2日目の「家族の誰かが『孤食』。週に半分以上？」の投票結果は、YES61％、NO39％となり、YESの比率が下がりました。
「孤食」の言葉の定義をしたことも影響があるかと思いますが、再度共有します。

「孤食」とは「一日の食事を全て一人で食べている」こと。

朝昼晩と食事をする際に、全てひとりで食事をするのが孤食です。
朝だけ早く出社するので、一人で食べる。昼のみ、お弁当を一人で食べる。朝は家族で食事。夜は遅い帰宅なので一人で食事などは、いずれも「孤食」ではありません。

今回の議論では、1日の食事を一度は家族や誰かと食べて、1回以上ひとりだけで食べることを今回の議論では、「ひとり食」と呼ぶことにします。
また、誰かといっしょに食事をすることを「共食（きょうしょく）」と言います。

その上で、投稿された方が「孤食」なのか「ひとり食」なのかも推察して議論させていただきます。
 
まずは【YES】の方の意見から。
 
SallyChanさんは、夫婦で朝晩は食事をされているようなので「孤食」ではなさそうですが、大人３人暮らしだからこそ、気ままに「ひとり食」を楽しまれています。共同生活だからこそ、必要な距離感もあると思います。

「孤食」に代わる言葉が欲しいとnekosaurusさん。1日中ではなく、1回の食事をひとりですることを、「ぼっち食」と言われていることがありました。「ひとりぼっち」からつけられましたが、なんとなく私はネガティブに感じましたので、今回の議論ではシンプルに「ひとり食」と名付けました。一家団らんがいいとはいえ、大人もひとりで食べたいときがあるように、思春期の子どもの「ひとり食」は、時に必要だと私は思います。

会社仲間と昼を食べないと「孤食」になってしまう2kishir0さんは、その時の都合であえて1日中「孤食」を選ばれる時も。最近は「孤独のグルメ」のようなTVドラマがあるように、自分の食べたいものを、誰にも邪魔されずに、ゆっくり食事をするという至福の「孤食」もあるでしょう。

ご自身で食事の健康管理もされている「孤食」のいのくちさん。なかなか今までの習慣や料理力がないと、バランスのいい食事を「孤食」で行うことは難しいのですが、それも今までの共に食事をする「共食」の中で見に付けられたのかもしれません。

では、孤食が少ない【NO】の方の意見を見てみましょう。

昼食は、貴重な息抜きで「ひとり食」をされているJerrybさんは、その分夜は誰かと食事をして元気をもらっているというバランスで過ごされています。実際には、このような１日の中で、「共食」と「ひとり食」のミックスの方が多いのではないでしょうか。

子どもと二人暮らしで、食事をいっしょにされる時間を大切にされているpampleさん。作りながら、お手伝いさせながら、食べながらのスタイルはいいと思います。ちなみに私は親子料理教室でいつも、「お手伝いしながら食べるのは『味見』、手伝わないのに食べるのは『つまみ食い』」と言っていますので、お手伝いしていたら「味見」。だから大いに結構だと思いますよ。

あえて「ひとり食」ランチのナカサワさん。お昼休憩は、景色を見ながら、本を読みながら、SNSをチェックしながらと、リフレッシュする大事な時間ですよね。

子どもたちと一緒に食べるのが楽しくて「孤食」にならない、シンゴパパさん。これから食卓でどんな会話が飛び交うのか楽しみですね。

学校の先生をされているNOBUさん。お昼は給食で児童といっしょに食事。家では、テレビ、スマホ見ずに家族と会話。家族で話をする大切な時間にされています。今の時代、習慣化しないと難しくなっていくように思います。

投稿ありがとうございました。

円卓会議に参加いただいているみなさまの投稿は、「家族の誰かが孤食。週に半分以上？」がYESの方の中でも、孤食で困っている、寂しいといった意見は聞かれませんでした。完全な「孤食」の方もいらっしゃいますが、「ひとり食」の割合も多く、それもポジティブに「孤食」され、生活のバランスを保っていらっしゃるようです。

また、YESの方でも「ひとり食」は日常の中にあり、目的をもってひとりで食事をされている人が多いようです。
 
さて、それでは最後の議論を行います。

食育白書に、コラムが掲載されており、その調査の中で、「食事を共にする頻度が高い人は、食生活が良好な傾向」にあるという調査結果があります。
 
 
 
以下食育白書より
「農林水産省の『食育に関する意識調査』においても、孤食がほとんどなく、ほぼ毎日誰かと食事を共にして いる人は、孤食が週2日以上 の人と比べ、ほぼ毎日主食・ 主菜・副菜を3つそろえて食 べると回答した割合が多く、 食事のバランスが良い傾向。 さらに、朝食摂取頻度や生活習慣病の予防や改善のために気をつけた食生活の実践状況も、食事を共にする頻度が高い人のほうが、良好な傾向。」
 
これを読んで、みなさんはどう思いますか？
会議最終日に向けて、「ひとり食」ではない「孤食」に限った話で議論をしたいのですが、YES／NOに関わらず、1日の食事を完全にひとりで食べている「孤食」の場合の「家族の栄養バランス」について教えてください。
また、「孤食」ではなく「ひとり食」をされている時の目的や、メリット、デメリット、栄養バランスについても教えてください。
 
たくさんの投稿をお待ちしています！





★滝村議長の過去の円卓会議より
・家族みんなで食事していますか？
・「健康寿命」を意識した食生活、していますか？
・親に料理を教わりましたか？

• 2018.06.20
• 滝村雅晴 パパ料理研究家、株式会社ビストロパパ 代表取締役、大正大学客員教授