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会議番号:3504 開催期間 2018年07月13日- 07月20日
皆さん、現金についての実感を教えてくださり、どうもありがとうございました。とても興味深く皆様の実体験や、ご意見を拝見いたしました。 今日の段階でも、キャッシュレス社会は賛成が7割、ただ完全なキャッシュレス化は目配りしなければならないことがある、という意見もそれなりにある感じです。 まず、「現金は不便。持ち歩きは負担で不安」、と感じておられる方はやはり多いようです。Walkさんは、現金を引き出す手間の煩わしさに比べて、クレジットカードは支払い履歴が残ること、そしてポイント加算があることなどから活用されていて、多くの医療機関でカードが使えない不便さを指摘されています。確かに、ポイントはお得感がありますね。また、パピオンさんは、これからの治安を考えても、現金は持ち歩きに不安が大きい、とのご意見です。 一方、「現金は便利、安心」と感じる場面は、おれんじ78さんのように、日本では屋台などどこでも使えるところ。多かったご意見はpampleさん、n.danさん、bambinaiaさんがご指摘のように、現金があるから金銭感覚が養われる面があり、キャッシュレスになっていく中で子どもにどうやってお金の教育をしていけるのか、といった声でした。さらに、ちゅまさんのように停電などがあったらどうするのか、というご指摘がいくつか寄せられましたが、確かに災害の多い日本では、地震や大規模停電などがあった場合、明日の食品の買い物すらできなくなるリスクがありますね。これらは、キャッシュレス社会になっていくときに目配りしなければならない項目といえそうです。 このほかに、現金の発行コストも考える必要があると思っています。お札は、日本銀行が発行していますが、印刷は、独立行政法人・国立印刷局というところで実施しており、その偽造防止の精度は世界的にみても非常に高いといわれています。ただ、国立印刷局の人員数を調べてみましたら、本年4月段階で約4200人もいるようで、お札の発行にはそれなりの高いコストもかかっていると言えますね。 さて、キャッシュレス社会では、様々な新サービスが展開する可能性があります。 たとえば、中国のアリババ・グループの「アリペイ」というサービスは、使いやすいアプリで、生活のあらゆる活動~様々な買い物、旅行、タクシー乗車等~をスマホ一つで可能とし、決済や送金サービスもこれらに付随して行えます。上海等の露天商でもQRコードの紙を露店の籠に貼っている、個人間送金はもちろん、お年玉もスマホで送る、といった状況になっています。私も時々上海に行きますが、ここ3年くらいで非常に大きくキャッシュレス化が進んだ印象があります。一方で、個人のすべての活動のデータが、一つの会社に集約されてしまうことに対して、日本人なら警戒する人もいるように思います。 日本でも、LINE Pay、Origami Pay等々、新しいフィンテック企業から、決済サービス、割り勘サービスなど利用者ニーズに合ったサービスがどんどん出てきています。 競争激化で、既存の銀行業等も様々なキャッシュレスサービスを進めています。銀行の発行するデジタル通貨やデビットカードなどを今後普及させようという動きもあるようです。今までも銀行は、支店での対面営業よりも、ATM、そしてネットバンキングでの手続きへの移行を促しています。皆さんは銀行の支店に行く機会がずいぶん少なくなってきているのではないでしょうか? キャッシュレス社会となれば、こうした傾向は一層進みそうです。 さて、3日目の質問です。キャッシュレス社会、賛成ですか? 皆さんは新しいフィンテック企業のサービスを使っていますか? もし使っているとすれば、どのようなことを感じていますか? もしまだ使っていないとすると、それは何か理由がありますか? 今後銀行やフィンテック企業等を問わず、どのように支払い、決済、送金などのサービスを改善してほしいですか? そして、今後どのようなキャッシュレスのサービスを期待しますか? 今回が最後の投稿となりますので、この他にも、キャッシュレス社会についての期待や不安など、どんどんご意見を出していただければと思います。★関連テーマの円卓会議・フィンテックって知ってますか?★翁議長の過去の円卓会議・病院と薬局の分離。メリット感じていますか?・保険外診療を一緒に受けると保険診療分も自己負担。変だと思いませんか?★翁議長は7/22(日)開催の第23回国際女性ビジネス会議、円卓会議204【Fintechな生活】にも登壇されます!
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