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会議番号:3511 開催期間 2018年09月14日- 09月21日
「日本周辺の国々について学び、なぜ戦争がない状態が維持されているか調べた」(kyoko004さん)、「広島で生まれ育っているので、8月6日に向けて平和学習。娘も小さな頃から保育園で平和学習があり、身近に考えることが普通です。」(n.danさん)、「長崎県生まれの私は、原爆投下の8月9日が夏休みの登校日」(おれんじ78さん)など、子どもの頃に見たこと・聞いたことの底力がわかる投稿がたくさん皆さんから届きました。 私もゆみ子さん同様、祖母から聞いた話をよく思い出しますし、黒船さんやナカサワさんがおっしゃるようにテレビの放送の影響もあって、8月にそんな話を聞く機会が多かったように記憶しています。やはり戦争を体験した世代から直接聞く話はインパクトが大きいですね。広島・長崎での国連の軍縮に関する会議に参加して印象に残ったのは、世界の軍縮や安全保障の専門家でも広島・長崎を訪問するのは初めてという方々が多く、資料館の展示や被爆者の方々からの証言にひときわ衝撃を受けていたことです。こうしたことからも、いまいくんが指摘してくださったように、高齢化を意識して後の世代につなぐ取り組みを国や自治体として考える必要がありますね。 9月21日を国際平和デーとすることに尽力したジェレミー・ギリさんについては2日目に詳しくご紹介しましたが、彼が9月21日にこだわったのには、子ども時代の彼のヒーローだったおじいさんの影響があります。おじいさんは第2次世界大戦でイギリス軍の兵士としてシンガポールに出征中、日本軍の捕虜になり、その後、日本国内の収容所に送られました。終戦後、イギリスに復員するための船に乗り込んだのが、原爆投下後の長崎だったそうで、おじいさんから長崎の惨状について聞いていました。収監されていた捕虜収容所からイギリスに戻れたのは21人だったことから、21は祖父のラッキーナンバーであり、世代を越えて孫のジェレミーのラッキーナンバーになったわけです。 ギリさんが率いる「Peace One Day」では、今、国際平和デーを実効性のある停戦と非暴力の日として制度化することに尽力しています。具体的なアクションとして特に重視しているのが「教育」で、Peace One Day親善大使で俳優のジュード・ローさんも積極的に協力を呼び掛けています。また、国際平和デーにあわせ、映像制作という創造性を通して平和について考える「国際平和映像祭」が毎年開催され(今年は9月22日開催)、優秀作品を選ぶコンペも行われます。 私が登壇する9月24日開催の核軍縮を考えるシンポジウムでも、パネルディスカッションはユースにパネリスト参加してもらって軍縮教育をテーマに議論します。 これはあくまでもほんの一例で、平和のために意識してできることはたくさんあるでしょう。市民の立場からできること、普段からできることとしてどんなことを実践していらっしゃるか、あるいはやってみたい・参加してみたいか、皆さんからの投稿をお待ちしています!★根本議長の過去の円卓会議より・国際女性デー、知っていましたか?・国際平和デー、知っていますか?(2017年9月)・「SDGs」に取り組んでいますか?
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