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会議番号:3512 開催期間 2018年09月21日- 09月28日
台風が沖縄に接近しています。投票日が大荒れにならないことを願うばかりです。1945年3月、沖縄を「鉄の嵐」が襲いました。圧倒的な物量を誇る米軍が砲弾を3月間、雨あられと浴びせました。12万人を超える沖縄の人が命を落とし、戦争が終わっても沖縄に平穏は訪れませんでした。 石破さんが指摘するように沖縄は基地の「掃き溜め」にされたのです。本土の人は終戦に安堵しながら暮らしに精一杯で、沖縄を考えるゆとりさえなかった。沖縄が注目されるようになったのは1960年代半、ベトナム戦争がきっかけでした。出撃拠点になったからです。そのころから比べると沖縄は大きく変わりました。基地に依存していた沖縄は今では観光を中心としたサービス業が経済を支えています。 アメリカにとって沖縄の重要度も変わっています。駐屯する米軍の主力は海兵隊です。敵前上陸など突撃部隊ですが、最近はオーストラリアなど太平洋地域を巡回して訓練を行っています。沖縄に駐留する必要性は薄らいだ。だからグアム移転が持ち上がった。沖縄にいる最大の理由は、日本が「思いやり予算」で駐留費を負担してくれるからです。防衛費を削減している米政府が日本に費用負担をさせている、ともいえます。普天間の辺野古移転も日本政府が基地建設費を負担するので、米軍にとって安上がりだからです。 米軍にとって日本は居心地がいい。アメリカが圧倒的に有利な日米地位協定という取り決めをしているからです。同じ敗戦国であるドイツ、イタリアでは地位協定は改変され、米軍基地も少しずつ撤収され、治外法権も縮小されています。日本が出来ないのは外交姿勢の問題ではないでしょうか。沖縄の問題の根本は、沖縄にあるのではなく、私たちの政府の問題です。沖縄は日米外交の象徴です。 沖縄知事選は沖縄の人の声を反映する選挙。沖縄を含め、日本の外交姿勢を変えるのは、私たちです。あなたは、国政選挙で一票を投ずるとき、どれだけ沖縄のことを考えているでしょうか。また、機会を見つけて議論しましょう。 ★山田議長の過去の円卓会議より・米朝会談。期待すること、ありますか? ・加計学園の獣医学部。「総理のご意向」が働いたと思いますか? ・本土の人は、沖縄に冷淡だと思いますか?
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