働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3537 開催期間 2019年03月29日- 04月05日
沖縄は南国のリゾートとして人気です。日常から切り離された異空間であるから、人々は心をときめかし出かけます。でも、沖縄に行けば轟音で飛びかう戦闘機や、立ち入り禁止のフェンスに遭遇します。「基地に囲まれた沖縄」も本土の人たちにとって異空間です。海と太陽を求めて来た人たちは、見たくない現実は敢えて無視することも可能です。しかし、沖縄の人はこの環境で暮らしています。 他人事ではなく自分事として考える。どうしたら可能か。今回はさまざまな提案が並びました。 「県内の観光協会主催のツアーへの参加」(Achikoさん)、「スタディツアーへの参加」(unagiさん)、「自己啓発制度や研修を利用する長期滞在」(きまこさん)、映画監督の三上智恵さんの講演を聞いて沖縄を再確認した体験(あゆとあられさん)、「漫画やアニメ」という入りやすい方法の提案(地球交響曲さん)など。その気になれば方法は沢山あるということです。 ハードルの低いものから積極的な行動まで、「学ぶ」という能動的な態度は、決して多数派ではありませんが、確実に増えていると私には見えます。占領していた米国から返還されたのは37年前の5月。その後、いろいろなことがありました。本土との交流が活発になる中で、私たちも沖縄の人たちが置かれている状況を知るようになりました。 民意を活かす方法があるかに「NO」を投票されたHARUMAさんは「結局は国が耳を傾ける気持ちがなければどうしようもないのかなという諦観」を語られました。こうした意見も「本土の政府が冷淡であること」をしっかり認識されたからでしょう。 ここ数年で、日本政府は「沖縄の民意を無視している」と多くの人の目に映るようになりました。安全保障は日本全体の問題だから、沖縄の民意がどうであろうと、決めるのは日本全体の民意を代表する政府、というのが今の政権です。 こうした政府の姿勢を支持するか、問われているのは本土の有権者です。 その賛否は選挙で決まりますが、残念ながら投票は「沖縄問題」と直結しません。暮らしや子育て、医療制度から年金・介護、予算・税制など有権者が抱える懸案は沢山あります。本土の優先順位で「沖縄をどう考えるか」は、決して前の方ではない。当事者である沖縄の人たちとの落差は埋めようにありません。 政府が沖縄の民意に「耳を傾ける気持ち」がない背景には、この落差があるように思います。「自分事としよう」という人は増えていても、まだ多数派ではありません。 こうしたことは、本土の人たちが、沖縄の民意などどうでもいい、と思っているからでしょうか。それとも沖縄の民意に関心がない、ということでしょうか。 どうすれば本土の政府は沖縄の民意に「耳を傾ける気持ち」になると思いますか。簡単に答えは出ないでしょうが、政府が沖縄の民意に関心を払うようにするにはどうすればいいか。あなたのアイデアを投稿してください。政府は特定地域の民意に縛られる必要はない、という考えに沿った意見も歓迎です。「沖縄の民意。活かす方法はありますか?」への投票と併せてあなたの意見を聞かせてください。*イー・ウーマン編集担当より投稿のルール「I statement」(「〜べき」は使わないなど)を守り、議長の問いかけに対し「私」を主語として、自分の考えを投票・投稿してください。 掲載する投稿には、編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。★山田議長の過去の円卓会議より・沖縄知事選、注目していますか?(2018年)・本土の人は、沖縄に冷淡だと思いますか?(2015年)・沖縄問題。あなたの考え、まとまっていますか?(2012年)
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