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会議番号:3539 開催期間 2019年04月12日- 04月19日
4月7日、統一地方選の前半戦が終わりました。皆さんは投票に行かれましたか。私も投票所に足を運びましたが、神奈川知事選挙、神奈川県議会選挙、横浜市議会選挙のいずれも大きな争点があったわけではなく、投票率は低調でした。全国的に見ても、維新が仕掛けた大阪府知事選、大阪市長選は前回より大幅に投票率が上がりましたが、他は50%を切ったところがほとんどでした。過去最低を更新したところもかなりあります。保守分裂で注目された福岡県知事選ですら推定投票率は43%以下でした。 地方選挙は民主主義の要だと私は考えています。要するに政治とは、自分たちの生活をどうしたいのかという民意の表れだと思うからです。しかし40%の投票率ということになると、それは果たして「民意」と言えるのか、という気にもなります。40%の投票率で、得票率が60%あったとしても、それは全体の有権者の4分の1にしかすぎません。それは多数決というにはあまりに少ない人数ではないでしょうか。 これから日本の人口減少は加速していきます。問題はいろいろありますが、地方財政がどうなるか、これも大きな問題です。なぜなら人口減少と高齢化のダブルパンチで税収が減るからです。地方は国から「支援金」を受け取っていますが、国もそれを支払う余裕がなくなります。そうなると、地方はたとえばインフラをどう維持するか、学校をどう維持するか、というような問題に直面します。安易にカネを借りられた時代も終わりつつあります。 そんな時、地方の政治家は、自分たちの街をどのように守っていくかを話さなければなりません。「介護や社会保障を充実させます」とか「子育てを支援します」などというおいしい話ばかりではなく、何の予算を削るかという話をしなくてはならないのです。現に地方のインフラでは従来のペースでの修繕維持が難しくなりつつあります。たとえば道路のセンターラインが薄くなってきたと感じませんか。それは予算を節約しているからです。橋が老朽化しても架け替えられないということが起こります。そうした「負の分配」をするのは政治なのだと思います。 だから誰に自分たちの生活を託すのかが重要で、それを選ぶのが地方選挙です。しかし、地方選挙への関心は薄く、投票率も低いのが現実です。あなたは、統一地方選、注目していますか? YESの人は注目している点を、NOの人はなぜ注目していないのかを教えてください。 地方選挙はこれでいいのか、よくないなら変えるにはどうしたらいいのか、1週間、皆さんと議論したいと思います。★藤田議長の過去の円卓会議より・統計の不適切調査。再発防止策ありますか?・広がる「自国第一主義」、危険だと思いますか?・第4次安倍改造内閣、よりよい成果は期待できますか?
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