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会議番号:3547 開催期間 2019年06月14日- 06月21日
御朱印に少し特別な意味を感じる方もいるようです。(Achiko)さんは「参拝記録として御朱印帳を振り返る楽しさを感じます」ということです。また(blueberry53さん)は「美しい字が書かれてあることに感動したことを覚えています。それを見ただけでありがたい気持ちにさせるのがわかるように思いました」ということです。(abbyi)さんは自分はもらったことがないものの、「御朱印もお守りも、むやみやたらと集めていると、本当に困ったときに助けてもらえないような気がしています」という印象です。 他方、(n.danさん)のように、「御朱印はお守りや縁起物などと同列の感じがしています」という意見もあります。さらには、自己満足というやや厳しい意見もあります。(パフィンドーナッツ)さんは「御朱印はお守りやお札とは違うように感じています。スタンプラリーとして集めることが第一の目的となっているようにしか感じません」という印象です。 御朱印はそれなりの歴史がありますが、今日ではそうした歴史とは関わりなく、それぞれの関心に従って御朱印をもらっているので、スタンプラリーのような気分の人も出てくるのだと思います。御朱印の起源は、江戸時代の納経帳にありますが、さらにそれ以前の六十六部廻国聖の「納経請取状(のうきょううけとりじょう)」にさかのぼるというのが通説です。六十六部廻国聖というのは、一定の作法で書写した法華経66部をもって日本全国66ヶ国を巡り、それぞれの国を代表する神社や仏閣に納めていた人たちです。六十六部は明治維新の神仏分離の際に廃止になりました。御朱印が一般のブームになるのは、大正末から昭和初めに旅行ブームが起こったことが大きなきっかけです。御朱印をもらうことがスタンプラリーのような意味合いを持つのは、すでにこの頃あったということです。同時にこのとき「御朱印」という名称がしだいに広まります。実は新しい言葉ということです。 宗教的起源があるが、近代の旅行ブームで広がったという歴史を知ると、宗教性を感じる人がいるのも、スタンプラリー感覚の人がいるのも、納得できるのではないでしょうか。こうした歴史と現状を知った上で、ではこれからどのように展開していくでしょうか。あるいはどういう展開が自分としては好ましいか自由に意見をいただければと思います。★井上議長の過去の円卓会議より・寺や神社、あなたの生活にとって必要なものですか?・宗教文化についての教養、深めたいですか?・「ハラール」という考え、理解していますか?
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