働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3549 開催期間 2019年06月21日- 06月28日
投票と投稿をありがとうございます。YESが約7割で、NOは約3割。NOと投票した方でも「難しそうではあるが、何かできることはないか」と、みなさん建設的な投稿をしてくださっています。 「法として成立というニュースになるだけで、皆の意識がそちらに向くと思いますし、減ることにつながると思います」(IZUMIさん)、「法的にも防止という姿勢を見せた事で、情報をちゃんと目にした人達においては一定の抑止効果はある」(地球交響曲さん)という投稿の通りだと、私は思っています。 私自身、10年近くにわたり、子どもへの体罰禁止について草の根運動的に「叩かない子育て講座」「感情的にならない子育て講座」などで、たくさんの方にお伝えしてきました。しかし、お伝えできる範囲には限りがあります。法が成立したことでのインパクトは、とても大きなものだと思っています。 東京都では体罰禁止の条例を、2019年4月1日からすでにスタートしています。4月に入った2週間目のころ、東京都某区の児童相談所の担当者から、「都の条例ができてすごく助かっている。今までは、通告があって家庭訪問すると“しつけに口を出すな!”と言われていたけれど、“(条例になって)叩いてはいけないんですよね”と受け入れてくれる家庭が増えた。しかもその後の支援につなげやすくなりました」という言葉を聞きました。この言葉に、子どもに体罰をしない社会へと変わっていく、大きな変化と希望を感じました。 行政が発信することは、とてもわかりやすい意識啓発になります。 法成立とともに、どのように伝えていくかが大切です。 ・「親には母子手帳交付、保険証の発行など自治体、会社などあらゆる機会に子どもへの体罰は許されないことを体罰の具体的な事例を可視化して配布」(たろまるさん) ・「(子どもの有無を問わず)大人が体罰によらないしつけの方法を具体的に学べる機会を得られる施策が必要」(Achikoさん) ・「メディア等でいろんな角度から、しかも定期的に発信」(いーちゃんさん) ・「相談内容が必要機関につなげられ秘密が守られる保証」(おがわさん) ・「会える・話せる・寄り添える機会を、今以上に充実させる」(真打ちさん) など、さまざまなご提案をいただきました。今回の成立により、国や自治体でも様々な施策が動くと思いますので、注目していきたいと思っています。 月のしずくさんが投稿くださいましたが「体罰や高圧的な態度で育った大人へのケアも必要」というのも大事な視点です。体罰や威圧による子育ての意識を変えていくのはもちろんなのですが、時には親自身の育ちや、そもそも抱えている悩みや葛藤を受け止め、ケアすることも、とても重要だと思っています。 改正児童虐待防止法の成立によって、体罰は減ると思いますか? 一般の方に対して、親に対して、子どもに対して、どんな施策が必要でしょうか? 子ども自身が「自分は暴力を受けることが当たり前ではない」と学んだり、そのような考え方を身につけていくにはどうしたらいいでしょうか。あなた自身ができることも具体的に教えてください。さまざまな視点からの投稿をお待ちしています。★高祖議長の過去の円卓会議より・虐待通告、ためらいますか?・虐待と思われる場面に遭遇したら、声をかけますか?・叩かない子育て、日本は実現できますか?
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