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会議番号:3549 開催期間 2019年06月21日- 06月28日
2019年6月19日、親権者等による体罰禁止を含む改正児童虐待防止法および改正児童福祉法が参議院本会にて全会一致で可決、成立しました。 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)の2万人意識調査(2018年実施)によると、「子どもへの体罰を容認」している人は56.7%、「子どもをたたくことを容認」している人は60.0%という結果が出ています。 このような中、昨年2018年3月に目黒の5歳の女の子、結愛ちゃんの虐待死が。そして1年もたたない今年2019年1月には、また虐待によって10歳の女の子、心愛ちゃんの命が奪われてしまいました。両方の事件とも、父親が「しつけだった」とコメントしています。 仲間と共に、約10年にわたって、子どもへの体罰禁止の法的明示に向けて活動してきましたが、なかなか達成することができませんでした。ただ、今年の心愛ちゃんの虐待死の事件が報道され、「もうこれ以上待てない。何とか今国会中に子どもへの体罰禁止が明記されるようにしたい」と思い、仲間と共に署名活動をスタートさせました。 SCJの調査結果のように、日本はまだまだ体罰肯定派、子どもを叩いて育てることを容認する大人が多いのが現状です。そんな中、約2万人の署名が10日間で集まり、関係省庁や議連などに提出させていただきました。みなさまの声も、今回の親権者等による体罰禁止の明示への後押しになったと思います。 改正児童虐待防止法の成立はスタートラインです。 法律が成立したことにより、広く、日本国民に周知することができるきっかけになります。ただし、法的禁止をした諸外国では、法改正とセットで体罰等によらないしつけ、子育て、教育の社会啓発活動を徹底することにより体罰等の減少につながるということが実証されています。 改正児童虐待防止法が成立し、体罰は減ると思いますか? 「子どもへの体罰が減る」と思う場合、どのような施策が必要でしょうか。また私たち自身ができることはなんでしょうか? 「子どもへの体罰は減らない、減らすことは難しい」と思う場合、問題点はどのようなことでしょうか。皆さんの体験談も踏まえながら、ぜひお考えをお聞かせください。★高祖議長の過去の円卓会議より・虐待通告、ためらいますか?・虐待と思われる場面に遭遇したら、声をかけますか?・叩かない子育て、日本は実現できますか?
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