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会議番号:3564 開催期間 2019年09月27日- 10月04日
マカロン71さんが言われていることが、多くの人々が感じたことを代表しているような気がします。国連での記者会見で記者がした「How?」という質問に集約されていると言ってもいいでしょう。 政治家としては気ままに発言できても、大臣ともなると省の最高責任者としての発言になりますから、そう簡単にはいきません。プラスチック問題ひとつ取っても、環境大臣が「使い捨てプラスチックの禁止」などと迂闊に発言できないでしょう。産業界との交渉もあるでしょうし、経産省との交渉も必要です。リーダーシップだけでは物事は動かないのだと思います。 万人が賛成する政策などほとんどありません。公共の利益になるような政策でも、裏では誰かが傷ついたり、損をしたりするでしょう。そうした人々をどのように説得するかが政治家の力量というものです。そこをおろそかにすると結局は、さまざまな場面で対立を生んでしまいます。誰かを悪者にするのはメディアの得意とするところですが、政治はそれをすると後にシコリが残ってしまいます。 こうした意味では、私は小泉大臣が「広告塔」になるよりも、もっと地道にいろいろな利害関係者(stakeholder)と話をして、損をしたり不利な立場になる人たちを説得することをして欲しいと思っています(とくに汚染土の問題)。「寄り添う」だけでは物事は解決しません。 小泉さんは政界の一部では「天才子役」と呼ばれているそうです。私がこの言葉を初めて聞いたのは昨年のことでした。その話をしてくれたベテラン政治記者はこう付け加えました。「ただし、天才子役は大河ドラマの主役にはなれないものだ」 さて皆さんに伺います。小泉大臣が何年やるかはまったく分かりませんが、もし一つだけ課題を解決するとしたら、何を解決して欲しいですか。温暖化ガスの削減への取り組み? 放射能汚染土の最終処理場の決定? 使い捨てプラスチックの禁止? ★藤田議長の過去の円卓会議より・第4次安倍改造内閣、よりよい成果は期待できますか?(2018年10月)・老後のために2000万円、驚きましたか?・広がる「自国第一主義」、危険だと思いますか?
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