働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3564 開催期間 2019年09月27日- 10月04日
今回の改造内閣人事、最後の最後まで気をもたせた小泉進次郎衆院議員が初入閣しました。「総理になって欲しい政治家」でいつもトップを占める人だけに、大臣としての言動に、大げさに言えばこれまでの誰よりも注目が集まっています。 外交デビューも果たしました。ニューヨークの国連本部内で開かれた環境に関する会合に出席し、3分間英語でスピーチをしました。このスピーチの中で環境問題には若い人の力が重要であり、「セクシー」に取り組まねばならないと語ったことが、日本国内で思わぬ波紋を呼びました。ただこれは英語のsexyと日本語のセクシーの間に意味のギャップがあるだけの話で、とやかく言うようなことではないと考えます。 それよりも私が注目したいのは、その後の記者会見で「温暖化ガス削減に取り組むのか」と聞かれ、「削減する」と答えたところ、「どうやって?」と切り替えされて言葉に詰まった場面でした。結局は就任したばかりだからと言い訳をしてしまったのですが、この場面は、一政治家としての小泉進次郎と内閣の一員としての小泉進次郎の違いを如実に示したと思います。 今の環境大臣は難しい課題を抱えています。原発事故の汚染水や汚染土の問題、温暖化に向けて日本が何をできるかという問題、どれをとっても「あちらを立てれば、こちらが立たず」といった状況にあります。そこを調整していくのが政治家の役割ではありますが、そう簡単に人々を説得できるものでもありません。たとえば、温暖化ガスの削減には原発の再稼働が不可欠だと私は思いますが、それを認める方は多くはないでしょうし、原発がある地域ではなおさらだと思います。 小泉環境大臣が果たしてこの難題をどのように解決するのか、あるいは何もできないままに環境大臣を終わってしまうのか。大仰に言えば、政治家としての生命がかかっているようにも思います。 さて皆さんは、どのようにお考えになるでしょうか。小泉環境大臣にして欲しいこと、ありますか?★藤田議長の過去の円卓会議より・第4次安倍改造内閣、よりよい成果は期待できますか?(2018年10月)・老後のために2000万円、驚きましたか?・広がる「自国第一主義」、危険だと思いますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.