働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3595 開催期間 2020年05月22日- 05月29日
YESのどようびさんは「同性パートナーと同一世帯で暮らしている」方で、当事者としてコロナ以降の経済不安を述べています。そのうえで、「婚姻関係になくとも、例えば「世帯」を単位として申請できるような制度が多くなってもよいのでは?」との提案もしてくださいました。 会議2日目にもエピソードを寄せてくれた、同性パートナーと暮らしている電通ダイバーシティ・ラボのメンバーからも、自分自身の家庭で、住宅購入を予定しており、市の住宅購入支援制度に申し込もうとしたところ、対象者は「結婚5年以内の新婚夫婦または子育て世帯」に限られていたと教えてくれました。この制度の目的は「定住促進」だそうで、それであれば婚姻や血縁関係に限らずとも定住を考えている人たちであれば適用すべきなのではないかと考え、「同性カップルでも適用にならないか」と市にかけあっているのだそうです。市にかけあえるほど強気にアクティブになれたのは、「パートナーシップ証明書を持っているという自信と、コロナ禍での危機感によるもの」だと教えてくれました。 LGBTに限らず、「世帯や家族」のかたちはこれまでの考えでは括れないほど多様化しています。電通ダイバーシティ・ラボでは、これまでの家族や世帯の固定概念に縛られないために、人が寄り添い、共に生きていくための最も小さく、最も親密な単位を意味する世帯の新しい呼称として「ライフ・ユニット」というネーミングを作りました。良くも悪くも「世帯」という言葉が注目されるようになった今だからこそ、「ライフ・ユニット」という単位に目を向けて、国や自治体の制度を整えていく必要があるのかもしれません。 DiamondBarさんは、「LGBTだけでなく今まで見えにくかった問題が浮き彫りになったのではないか」と指摘して下さいました。blueberry53さんも、「コロナ禍で弱者やマイノリティへの配慮より、社会を守るために優先することがあるという理屈で切り捨てる意見や行動が強まる」のではないかと懸念されています。 hiro2さんは、「世の中は強い人ばかりではないので、発信することもなく社会の中で弱い立場にいる方たちにどんな課題があるのかが想像ができない」と寄せてくださいました。LGBTの方の中にも発信する強さのある人とそうでない人がいることは重要な視点だと思います。 真打ちさんは、「法整備や理解度に関して閉塞感を持っている」と寄せてくださいました。 Tohkoさんは、LGBTに限らずコロナ禍でコミュニケーションが減っている中で、自分と違う相手とのコミュニケーションが取りにくくなっている旨を問題として挙げてくださいました。3日間通して様々な問題と課題が見えてきたと思います。皆さんは、今の問題はどのようにすれば解決していけると思いますか。 さて、最終日に向けては今回の働く人の円卓会議の内容を踏まえ、「今後、自分にできることは何か」について皆さんと考えたいと思います。「コロナ禍。LGBTの人の課題、見えていますか?」という質問にイエス・ノーでご回答の上で、意見をお寄せ下さい。 家庭や学校、職場など、みなさんの身近な場で、どんな些細なことでも、結構です。LGBTの人の課題に対してあなたができることは何でしょう。投稿をお待ちしています!★阿佐見議長の過去の円卓会議より・あなたの街。LGBTの市民も住みやすいですか?・「アンコンシャス・バイアス」って、悪いことですか?・LGBTの今後の課題、知っていますか? ・LGBTの課題への取り組み。企業の事例、知っていますか?★コロナ関連テーマのバックナンバー掲載中!
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